ボナセ~ラ~♪
4/17(金)の夕方から水の都「ヴェネツィア」に入り、
今すぐにでも外に飛び出したい気持ちを抑え、ホテルでツアーの夕食を食べました。
今すぐにでも外に飛び出したい気持ちを抑え、ホテルでツアーの夕食を食べました。

・・・そして、ついにボクをつなぎとめていた碇をあげ、
心の帆を張り、いよいよ夜の「ヴェネツィア」に出航でぇす♪
心の帆を張り、いよいよ夜の「ヴェネツィア」に出航でぇす♪
まず目指すは「ヴェネツィア」の中心地「サン・マルコ広場」!
あのナポレオンが「世界で最も美しい広場」と評した場所です。
時刻は午後8時あたりはもう真っ暗ですが、狭くて細い陸路は「サン・マルコ広場」に向かう人、
または逆の「リアルト橋」方面に向かう人がたくさん行きかっています。
または逆の「リアルト橋」方面に向かう人がたくさん行きかっています。
「ヴェネツィア」は夜でもこれまでの都市に比べるとたいへん治安が良いというので
ツアーの人たちもみんな街に繰り出していきました。
ツアーの人たちもみんな街に繰り出していきました。
すっかり、眠っているのは観光用のゴンドラだけ・・・

陸路も水路もたいへんにぎわっている感じです。
皆さんはまず「ヴェネツィア」と言ったら「ゴンドラ」以外だと何を思い浮かべますでしょうか?
・・・やっぱり、ボクはこれかなぁ?

「ヴェネツィアン・グラス」
入り組んでいる道の両サイドはほとんどがショップやホテル、
もしくはレストランかバール。
もしくはレストランかバール。
さすが観光地だけに、民家というものは見当たらず、
夜になるとショーウィンドウが明るく道を照らしています。
夜になるとショーウィンドウが明るく道を照らしています。
そして、ヴェネツィアを代表する伝統工芸品の一つ、
「ヴェネツィアン・グラス」のお店がたくさん並んでいます。
「ヴェネツィアン・グラス」のお店がたくさん並んでいます。
高価なものから、このディスプレイみたいな、
気軽に買えるお土産用の小物まで色鮮やかに並んでいますよ。
気軽に買えるお土産用の小物まで色鮮やかに並んでいますよ。

また、「ヴェネツィア」独特のものと言えばこの不気味な仮面です。
毎年冬に行わる世界の3大カーニバルの一つともいわれるヴェネツィアのカーニバルは、
この様な仮面やきらびやかな衣裳に身を包んで仮装した人々が行き交う幻想的なイベントなのです。
この様な仮面やきらびやかな衣裳に身を包んで仮装した人々が行き交う幻想的なイベントなのです。
仮面をつけてるのは、身分に関係なく貴族から庶民までが一緒になって楽しめるようにだそうです。
これも、お土産としてたくさんのディスプレイがありました。
ホテルから3分・・・そんなちょと歩くだけで、これまで見たこと無い風景に出会えました。
しかしさらに、夜の「サン・マルコ広場」ではもっと幻想的な時間が流れていました。

正面に見えるのは「ヴェネツィア」の象徴「サン・マルコ大聖堂」と高さ96mの「鐘楼」。
そして、その左右には老舗の喫茶店があります。
カフェ・ラテの発祥店として世界的に有名な1720年創業の「カッフェ・フローリアン」と、
その向かい側のには、1638年創業の「カッフェ・クアードリ」です。

その有名店のオープンテラスではバイオリンやチェロの生演奏がされていて、
イスに座ってゆっくりお酒を飲む人がいたり、まわりでは踊っている人がいたりと、
イスに座ってゆっくりお酒を飲む人がいたり、まわりでは踊っている人がいたりと、
なんとも、優雅で非日常的な時間が流れています。
これまでの2都市、観光客で大賑わいの「ローマ」、
そして山の中で真っ暗な「フィレンツェ」の夜とはまったく違い、
そして山の中で真っ暗な「フィレンツェ」の夜とはまったく違い、
まさに夜のディズニーランドにでもいるような気分にさせてくれます。

「サン・マルコ広場」を抜けるとそこは広い海です。
正確にはアドリア海に面した「ラグーナ」(潟)と呼ばれる湿地帯で、
向こうには「サン・ジョルジョ・マッジョーレ島」という小さな島とそこに建つ教会が見えます。
その島を見るようにかかっている橋も、観光スポットの1つです。

これは「ため息橋」です。
せっかくの観光スポットなのに工事中みたいで、周りは広告に覆われていました。
ちょっとガッカリの「ため息」です。
恋人同士がこの橋の下で日没時にゴンドラに乗ってキスをすると
永遠の愛が約束されるのだという都市伝説?があり、
永遠の愛が約束されるのだという都市伝説?があり、
そのせいで、その時間帯の水路はゴンドラで込み合っているそうです。
何だか「ため息橋」という名前からロマンチックなイメージもあるかもしれませんが、
実は左のドゥカーレ宮殿から、右の尋問室と古い牢獄を結ぶ橋で、
実は左のドゥカーレ宮殿から、右の尋問室と古い牢獄を結ぶ橋で、
囚人たちは投獄される前、この橋を渡るときに、
ここから見えるヴェネツィアの美しい最後景色に「ため息」つきながら渡った、という悲しい由来があります・・・
ここから見えるヴェネツィアの美しい最後景色に「ため息」つきながら渡った、という悲しい由来があります・・・

小さな脇道にはいると、川沿いには素敵なオープンテラスがありにぎわっていました。
そんなレストランの店頭には、メニューでもロウのサンプルでもない、
氷にのった本物の魚介類がディスプレイされています。
氷にのった本物の魚介類がディスプレイされています。

これは飾りじゃなくて、実際店先で『これと、あれと、この魚を調理してくれぃ!』
って指を差しながら注文していました。
って指を差しながら注文していました。
ボクはお腹も空いていなかったのでチャレンジはしませんでしたが、
値段も書いていないので、怖くてなかなか注文できないッスよねぇ。
値段も書いていないので、怖くてなかなか注文できないッスよねぇ。
でも、見ているだけで楽しい街。
迷路みたいに狭くて細い道をどんどんどんどん進んでいっちゃいましたぁ♪
「あれも、これも、見たことなぁい・・・
あっち行こう! こっち行こう! 楽しいぃ~!
・・・って、あれ? いつの間にか人もいないぞ・・・」

「何だか、真っ暗だし・・・
でも、なんとなくホテルの方向を目指して行けば何とかなるかも・・・
いや、道がくねくねしていて、行きたい方向に向かってないぞぉ。
あれぇ・・・行き止まり。
ここはドコ?」
・・・あぁ~、昨夜のフィレンツェに続き、またもや迷子になってしまったぁ!!
「そうだ、困ったときのタクシーだ!」
って、ここは車は走ってないよぉ!
水上タクシー乗り場がありそうな場所でもないし・・・
うぅ・・・ボクは学習能力が無いんかい!?

・・・いやいや、もう同じ間違いはしませんよ。
迷子になった時に確実に帰れる方法をボクは学びましたよぉ!。
それは・・・「来た道を戻る」!
『それが出来りゃ迷子にならないでしょう!』って怒られそうですが、
昨夜のボクはまだ若かった・・・今宵のボクは一味違いますよ。
なんと、来た道を覚えているのですよ。
フフフ・・・

ひたすら来た道を逆戻りし、人の流れもたよりにし、「サン・マルコ広場」にまた戻ってこれましたぁ♪
そしてホテル方面に向かい、近くの名所「リアルト橋」の写真を撮って今夜はは早々に部屋に戻ってきました。
・・・今日は階段も上り、長距離移動もしました。
明日もヴェネツィアに泊まりますので、今日の航海はこんなところで碇をおろそうかと思います。
それでは皆さん、おやすみなさ~い。
チャオチャオ~♪