イタリア旅行記VIII「Bluフィレンツェ」 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

ボンジョルノォ~♪


雨の降る4/16(木)午後の「フィレンツェ」は「ミケランジェロ広場」から眼下に広がった街に下ります。

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フィレンツェの現地ガイドは美術学校で勉強されている「フクオカさん」という女性の方です。

フクオカさんは『イタリア人はのんびりしていて時間にルーズです』と言うので、

ボクは前の都市「ローマ」から、路沿いのいたるところで見かける時計があることが気になっていたので、

「こんなに時計があるのにルーズなんですかぁ?」って聞いたら、

『あら?ホントだ、言われてみれば時計がいっぱいあるわねぇ』だってさ・・・

イタリア人にとって街の時計は単なる装飾品か公告灯でしかないみたいですね。


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まず向かったのは、この小さなフィレンツェの街の中心的な場所、
「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」です。

今回は写真の中央の「ドゥオーモ」(大聖堂)の中に入りますが、
たいへん混んでいて、雨の中30分位行列に並びました。

ちなみに、右に見える塔は「ジョットの鐘楼」で、
左み見える八角形の建物は「サン・ジョヴァンニ洗礼堂」です。

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写真の「ドゥオーモ」に向かう「サン・ジョヴァンニ洗礼堂」の
東側の扉は有名でロレンツォ・ギベルティ作の通称「天国の門」です。

現在の扉はレプリカだそうです・・・ってまたレプリカかぁ!

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「ドゥオーモ」、通称「花の聖母教会」の中はこんな感じです。

中はとても広く静かで神聖な空気が漂っていますね。

クーポラ天井のフレスコ画は「最後の審判」をテーマに描かれていますよ。
明日の自由行動ではこの天井画の上の屋根に上る予定です。

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フィレンツェと言えば芸術の街です。

やっぱり、美術館には行っておかねば!

ってことで「ウフィツィ美術館」に行きました。

ここはイタリア国内の美術館としては収蔵品の質、量ともに最大で、
ラファエロ、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロなどなどの名作がもりだくさんなのです。

ボクが一番見たかったのはボッティチェッリ作の「ヴィーナスの誕生」。

女神ヴィーナスが大きな貝に乗り、海より出現した様子を描いているあの絵ですが、
アドビのソフト、イラストレータのパッケージにも使われてて有名ですね。

「う・・・美しぃ・・・」

写真に撮れないのは残念ですが、やっぱり実物は写真や印刷物と違って、
テンペラ画の鮮やかな発色、筆のタッチなど、絵から体温が感じられます。

その隣に展示してあった「プリマヴェーラ」(ボッティチェッリ作)は
時間を忘れて絵の前に何分も立ち尽くしてしまいました。

深い緑の奥の奥の木々まで描かれていて、
印刷では絶対に見ることの出来ないものだと絵に吸い込まれてしまったのです。


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「ウフィツィ美術館」から出ると「シニョーリア広場」に出ました。

1497年修道士サヴォナローラが教皇派と衝突し、
この広場にあるネプチューン像の前の丸いプレートの場所で処刑されたことで有名です。

広場はいくつもの彫刻が置かれていて、「コジモ1世の騎馬像」「ネプチューンの噴水」などなど・・・

そしてここにもありましたよ。

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「ダヴィデ像」!!

そして、やっぱりレプリカです。

本物はフィレンツェを代表する美術館のうちのもう1つ「アカデミア美術館」にあります。

もちろん、ここでも左手を肩にかけ、右足に重心をのせ、遠く左側を見て
「ダヴィデ像」と同じ格好で写真をパシャリです♪

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雨の中の散策で、あまりいい写真も撮れませんでしたが、
明日の自由時間もありますので、今日のところはホテルにチェックイーーーン!

フィレンツェでの1泊は「サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から歩いて10分の4つ星ホテル、
「アングロ アメリカン ホテル」です。

なんで、アメリカン?

部屋は1階っていうか0階で、普通の広さなのですがイスやベッドがとても大きい。
そして何たって天井が高いんです!

『それっていいじゃん!』

と、お思いでしょうが、天井が高いって落ち着かないんですよ。
ちょっと怖いですねぇ。



そして、フィレンツェ唯一のディナーをダイジェストでご紹介。

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「トマトソースのファルファッレ」

このショートパスタをスープ以外で食べるのは初めてです。

味のほうは・・・ケチャップ?

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フィレンツェは山に囲まれた街なので、トスカーナ料理といえば肉料理ですね。

「フィレンツェ風Tボーンステーキ」です。

赤ワインと一緒にいただきましょ♪

女性の方が目の前でみんなに切り分けてくれました。

日本のおいしいとされる、脂身がある肉ではなく、
赤みのサッパリした牛肉が好まれるそうで、ボクにはちょっとモノ足りませんでした。

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そして、デザート・・・

って、あれ? 野菜が不足じゃありませんか?
野菜というのはあのポテトフライだけでしょうか?

イタリアにはあれだけ広大な畑があるのに、野菜は全般的に少なめです。

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ドルチェはホント何度も書いていますがハズレがありません♪

「カスタード風ミルフィーユ」

これとやっぱりエスプレッソです。

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さ~て、今夜は雨を降ってるし、明日も歩くし、もうゆっくり休もうかなぁ・・・




・・・いや、フィレンツェの夜は今日だけだし、
雨がもしやんでいたら駅ぐらいまでは散歩に行こうかなぁ・・・

あ! 雨やんでるよ。

夜のフィレンツェに出発だーーーー!




・・・って、これが間違いだった。

やっぱりフィレンツェ山に囲まれた田舎街。
ローマと違って観光客も歩いてないし、真っ暗、路地も細く入り組んでいて、
あまりないけど大通りくらいしか車が通らない。

「怖ぇぇぇ~~~~~・・・イタリアってあまり治安が良くなかったんだったぁ」


15分程度歩いたけど楽しい事もなさそうだし、今日のところはコレぐらいにしといてや
るかぁ・・・帰ろうっと。


って、今、ボク、どこにいるのぉ? ホテルどこ? タクシーどこ? 人いない。

・・・完全迷子だぁ。

ポツ・・・ポツ・ポツ・・・ザァァァアアザア~~~

ん? 何? 雨? 傘持ってこなかったのに降り出しちゃうワケぇ?

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ヒエ~~~~~~ッ! 帰りたいよ~っ!

イタリアの夜をナメきっていたボクに、制裁がくだされるのでしたぁ~っ!

・・・超「Blu」になったフィレンツェの夜のでした。




チャオチャオ~♪