イタリア旅行記VII「Verdeフィレンツェ」 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

ボンジョルノォ~♪

4/16(木)はローマから約290Km北に離れた街、トスカーナ州の「フィレンツェ」に向かいます。

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観光地として栄え、わりと都会だったローマから30分も走ると、そこはもう緑が広がる田舎。

オリーブ畑、ブドウ畑など、農業が盛んな国であることがわかります。

・・・北上していくとだんだんと雲行きが怪しくなってきました。
天気予報でも雨だったのですが、こういう時はイタリア人のアバウトさに期待し、
予報も適当であることを願います。


しばらく走るとトイレ休憩をかねた、ツアーお決まりのお土産ショップへ。

たいていこういう所で買うと割高なので、どういうもんがあるかボクは眺めているだけでした。

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色とりどりの食材が並ぶ中、今イタリアでは南の島々一帯の伝統的食後酒で、
アルコール度数が通常30度以上と高く、甘く、
地中海のレモンの香りが楽しめるリキュールが流行っているらしいのです。

その名は「リモンチェッロ」と言いい、結局「行っていない土地の名産だから」と
飲まず仕舞いだったので、覚えておこうと思います。



バスは出した速度の記録が残るシステムになっていて、
高速道路で規定の100km/h以上出すと、すぐバレて罰金となってしまうらしく、

「フィレンツェ」には4時間かけて到着しました。

フィレンツェの風景が目に入るとボクはいきなりテンションがあがりましたぁ♪

出発前に見たこの「フィレンツェ」を舞台にした2001年の日本映画、
「冷静と情熱のあいだ」のロケ地が目の前に見えたのです。

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ここは竹野内豊扮する「阿形順正」が恩師とわかれるシーン。

または順正が椎名桔平扮する「高梨」に事の真相を聞かされるシーンにあった
「アルノ川」にかかる「サンニコロ橋」ではないですかぁ!

・・・って、わかりませんよねぇ・・・
マニアックにテンション上がっちゃいましたぁ。

そして、最初に行ったのは「フィレンツェ」の街が一望できる「ミケランジェロ広場」です。

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右にはこのフィレンツェの街の象徴となる「ドゥオモ」、
左にはアルノ川にかかる橋の上にお店がならぶ「ヴェッキオ橋」。

緑も多く、山々に囲まれる自然と調和されている街です。

景色は雨で霞んでボンヤリとしていましたが、ここに着いたのはちょうど正午、
街中に鐘が鳴り響き、いきなり水彩画の様なその景色に吸い込まれていきました。


ここ「ミケランジェロ広場」にはそのミケランジェロの作品「ダヴィデ像」があります。

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実はこの「ダヴィデ像」はレプリカなんですけどね。

この像の前で同じポーズをとって写真撮影したことは言うまでもありません。

ホンモノはここから見える「アカデミア美術館」にあります。



そしてお待ちかね、フィレンツェ初の食事です♪

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レストランは「LA LOGGIA」。
この広場に面したフィレンツェの街を一望できる最高のロケーションでした。

まず、出てきたのはパンや乾パン、そして「赤ワイン」です!

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ボクはこれに「フィレンツェで受けた3つの感動」のうちの1つを得ました!

だってこのワイン、数多くあるイタリアワインの中で
唯一日本で調べてきてコレだけは飲みたいと思っていたワインだったのです♪

出会いたかったトスカーナ州のワイン「キャンティ・クラシコ」。

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「キャンティ」と名の付いただけでたいへん人気の品種ですが、
さらにD.O.C.G.で認定され、最も古い歴史と伝統があるエリアで造られるキャンティ、
それのみが「キャンティ・クラシコ」なのです。

それを見分けるにはボトルの首部分に巻かれたテープを見ると、
「黒い雄鶏」(ガッロ・ネーロ)のマークが描かれています。

そのなかでも生産農場でいろいろあるらしいのですが、
そこまでワインの味がわかる訳はありません。

甘すぎず、渋くなく、濃厚でとろみのあるというボクなりの感想・・・。


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続きまして、「生ハムとクロスティーニの前菜」。

前日のお昼に食べた「ブルスケッタ」は焼いたパンにニンニクをこすりつけ、
バージンオイルをたっぷりしみこませたパン。

今回の「クロスティーニ」は焼いたパンの上にレバーペースト、
アンチョビなどの具をのせたパンのことを言います。

微妙ですねぇ・・・


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そしてこの緑のソースがかかったパスタは「ほうれん草のソースのラビオリ」。

餃子みたいですが「ラビオリ」は立派なパスタの一種です。

今回は中にチーズが入ってましたよ。

昨晩のパスタよりも全然うまいッス♪


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メインは「鴨のグリル&ポテトフライ&ほうれん草のソテー」。

山の中の街、フィレンツェでは肉料理がご当地グルメとなります。

量がもうちょっと欲しいと思うくらい美味しかったなぁ・・・


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ドルチェは「熱いチョコレートのかかったセミフレッド」に、お決まり「エスプレッソ」です。

「セミフレッド」とは空気の入った生地を冷やして固めただけの
アイスクリームの簡易版的な冷凍お菓子のことをそう呼びます。

イタリアの食後のデザート(ドルチェ)はみんな美味しいですね。

お店のやさしいおじさんは帰りにみんなにプレゼントをくれました。

今年のカレンダーです。

グラッチェ♪ グラッチェ、ガーデン♪

・・・って、もう4分の1今年も終わってるんですけどね。


このレストラン、ツアーで組み込まれていた食事の割には、
味良し、ロケーション良し、サービス良しの、
個人でも絶対行きたいお店としておすすめできるいいお店でした。


さ~て、やっと美味しいイタリアンにもめぐり合え、
お腹いっぱいではじまるイタリア旅行第二の都市「フィレンツェ」。

滞在は1日だけですが、これから眼下に広がる街におりると
これまでに体験したことの無い感動にたくさん出会えました。


でも、つづきは次回ってことで・・・

チャオチャオ~♪