懐かし居酒屋「半兵ヱ」 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

新潟駅前に昭和30年代を思い起こさせる懐かしの居酒屋があります。

その名も「半兵ヱ」。

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このお店は新潟のお店ではなく、現在全国に28店舗展開するチェーン店です。

お店の雰囲気はまさに「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の世界です。

昔はドコにもあったガード下の「モツ焼屋」や酒屋の店頭の「盛切屋」を
イメージしてのお店作りらしいのですが、ボクは1970年代の生まれ。

それをリアルタイムに体感していませんが、それでも何だか懐かしい感じがします。

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店外まで聞こえてくるのは昭和歌謡のBGM。

そして「なんでも鑑定団」に出てきそうな、琺瑯看板やブリキのおもちゃ、
古い映画のポスターや駄菓子、古い家具やら電化製品までディスプレイされています。

とにかくお店に入るだけで気分は少年時代にタイムスリップ♪

きっとリアルタイムを過ごしているお父さんお母さんの世代が入店したら
テンション上がりっぱなしでしょうね。

そして、さらにメニューの一部を見てください。

ひなどり(税込52.5円)
Pマン(税込63円)
目玉焼(税込94.5円)
タコウインナー(税込273円)
カレーせんべい(税込21円)
ベビーチーズ(税込63円)
魚肉ソーセージ(税込63円)
小麦粉焼き(税込105円)
サバ缶(税込210円)
コンビーフ(税込294円)
昭和のトマトは砂糖で食べた(税込157.5円)
レバーフライ(税込157.5円)
キュウリ漬け(税込157.5円)
どて焼き(豚鶏)(税込199.5円)
イナゴの佃煮(税込294円)
ハムカツ(税込189円)
あずきギョーザ(税込210円)
塩お結び(税込52円)
高級ねこまんま(税込189円)
のりたまご飯(税込189円)

・・・などなどゆうに100種類は越えるラインナップです。

そして、そこに並ぶ名はなんだか懐かしい名前ばかりで心弾みますが、
それよりも何よりもこの値段です♪

一品一品安いですよねぇ。

会社の近くにあるということで、よく行くのですが、
この安さも気軽に行ける一つの魅力です。

まず、席につくとお通しで出てくるのが、散切りにされた「生キャベツ」です。

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普通の居酒屋だったら「ふざけてんのかぁ!」と怒っちゃいそうですが、

「オレはウサギか!」とツッコミながら、
塩か備え付けの辛みそにつけてモシャモシャと食べます。

おかわりは自由なので、勇気があれば「生キャベツ」をツマミに飲んでもいいでしょう。


1つあたりはたいした量ではないので注文はいろいろしましたが、
ここではたのんだ酒の肴の中から変り種を3品紹介します。

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まずは「パンの耳揚げ」(確か50円)。

パンの耳を堂々と居酒屋料理として食せるのはこのお店ぐらいなもんだと思います。

サトウがまぶされ、カリカリ香ばしくて美味しかったです。

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つづきまして「本日のスープ」(0円)でございます。

こちらは、「串炊き」のスープを希望者に無料でサービスしてくれるのです。

ようするに煮汁ですね。
その日その日で違った味が楽しめます。

また無料といえば、女性のお客さん限定で「アイスクリン」がもらえます。

あと、この日は無かったみたいですが、
缶ピース(両切りたばこ)1本のみならタダでもらえるのです。



さてさて、ココには色々な「キワモノ」メニューもあります。

上記メニューに記した「イナゴの佃煮」は序の口、
「サソリの姿揚げ」「すずめの焼き鳥」などを前に食べたことがありますが、

今回はこれ!

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ゲロゲロゲロ・・・ゲロゲロゲロゲロゲロ・・・

「カエル」(税込294円)でゲロ♪

味は淡白、弾力の強い鳥のササミみたいで、気持ち生臭いです。

体調の悪い方、しらふの方にはあまりお奨めできません。



そしてお酒も、ビール、日本酒、焼酎などの普通のものはもちろん、
ニッキ水、ホッピーセット、電気ブラン、雑草酎、トリスウイスキー・・・などなど変り種があります。

いつもの様にビールから入ったのですが、最後のほうにはこれを飲みました。

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「ポンハイ」(280円だったかなぁ?)

ローヤルゼリー、ドクダミ、ヨモギ、カリン、ビワ、イチョウ、プルーン、
コリアンダー、クマザサ、クコの実などなど
25種類のエキスをブレンドした健康酒というところに惹かれましたぁ♪

ちょっと甘い薬を飲んでいる感じがしましたが、ホント身体に良さそうな風味です。



それから、最後に「し~め~で、メ~シ~」・・・シメで飯物と、あとはデザートです。

シメの食事関係も多種多彩で、「お好み焼 ミックス玉」(税込210円)はイカリソース、
ペンギンソース、オリバーどろソース、日の出ソースの4つから好みのソースを選べます。

また「大塚のボンカレー」(税込294円)は 甘口、中口、辛口から選ぶレトルト。

懐かしの給食シリーズから、「揚げパンきな粉」(税込189円)にしようか迷いましたが、

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懐かしの「ソフト麺」(税込210円)にしましたぁ♪

ボクの小学校の頃はこれを味噌ラーメンの中に入れて食べるのが人気でしたが、
コレはミートソースがかかってますね。

幼い頃は袋の中のソフト面をコネコネして、
お団子を作り「すいとん」みたいにして、
もしくはハイカラに「ニョッキ」のようにして食べたりしてましたぁ♪

そしてデザートも駄菓子と呼ばれるものがたくさんあるのですが、
ボクが注文したのはこれ!

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「おっぱいアイス」 (税込84円)!

先のとんがったゴム風船の中にバニラアイスが入っていて、
ゴムの圧力を利用して先の切られたところからニョロニョロとアイスが出てきます。

初めのうちはゆっくりチュウチュウ先っぽを吸ったり舐めたりしているのですが、
そのうち柔らかくなってくると、溢れ出してくるので、口が離せなくなり、

最後の最後には爆弾と化し、噴出してしまうというクセモノ・・・

以前は店の天井まで噴出してしまうという粗相をしたこともありましたが、
ボクはもうあの若い頃とは違います、いい大人として成長しましたよ。

「おっぱいアイスマスター」としてね!


・・・って、いい大人はそんな姿を公でしないですよね。



そして、たくさんの種類を食べて、飲んでもお一人2000円ちょっと。
かなりリーズナブル♪

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帰りには駄菓子のお土産をもらって、平成の街に戻っていきました。


リアルタイムに「昭和」を過ごされた方には、少年少女に戻っていただき懐かしさを。

終わりゆく「昭和」しか知らない「ヤング」という言葉をギリギリ知っている
ナウでイカしたヤングにはちょっと変わった新感覚の居酒屋として。

「平成」生まれのまだ酒の味がよくわからない君にはアミューズメントとして。

世代それぞれが楽しめる良き昭和のお店「半兵ヱ」にぜひタイムスリップしてみて下さい。



それでは皆さん「バイなら!」。