日本観光地百選に入賞した景勝、阿賀野川ラインのほとり。
そこにある五泉市の「咲花温泉」はその昔、
湯の花が咲いていた所から名付けられたそうです。
湯の花が咲いていた所から名付けられたそうです。
毎分2000リットルもの湯が湧き出る「咲花温泉」は
その名のとおり新潟県下有数の名湯なのです。
その名のとおり新潟県下有数の名湯なのです。
今回はそこに「翠玉の湯 佐取館」に宿泊しました。

その隠れ家的な宿に到着すると、足の悪いおばあちゃんのために
車椅子を用意してのお出迎えがありました。
車椅子を用意してのお出迎えがありました。
さっそく荷物を降ろすと、車のキーはお預かり・・・
駐車場までボクのアルファロメオを移動してくれるとのことでした。
駐車場までボクのアルファロメオを移動してくれるとのことでした。
ボクの車は特殊なシフトで、慣れない人がいきなり動かすのは難しいと
思ってしばらくの間心配で車を見ていましたが、
思ってしばらくの間心配で車を見ていましたが、
そこはさすがプロ!
きっといろんな車を運転してるんですね。
スムーズに移動させてくれました。
スムーズに移動させてくれました。
ホテルの中に入ると目の前に広がる、雪景色の阿賀野川。

それを見ながら出してくれた昆布茶とお茶菓子を口にしました。
眼下には阿賀野川ライン下りの専用船着場があり、
船から直接チェックインしたり、夏は屋形船宴会も楽しめるようです。
船から直接チェックインしたり、夏は屋形船宴会も楽しめるようです。
案内された部屋は5階建ての4階で眺めのいい、12畳と広めの部屋です♪
まずは周辺を散策しようと思い、外に出て宿の写真を撮っていると、
ホテルの人がそれを見て外まで出てきてくれて、
「お撮りしましょうか?」と声を掛けてくれました。
ホテルの人がそれを見て外まで出てきてくれて、
「お撮りしましょうか?」と声を掛けてくれました。
宿全体が入るように、道路のむこうまでさがって撮ってくれた写真に写るボクは
豆粒みたいでしたが、そこまでしてくれて感謝、感謝です。
豆粒みたいでしたが、そこまでしてくれて感謝、感謝です。
そして、駅まで散歩し、暗くならないうちに宿に戻って
さっそく夕食前にひとっ風呂。
さっそく夕食前にひとっ風呂。
最上階、5階の大浴場に向かいます。

「咲花温泉」は「美肌に効果のあるお湯」としても有名です。
その「美肌に効果」にはある条件がお湯にあると良いとされています。
まず、PH7.5以上の「弱アルカリ性」であること。
さらに、「炭酸水素塩泉」「硫黄泉」「硫酸塩泉」のいずれかの泉質であることです。
ここ「咲花温泉」のお湯は「PH7.8の弱アルカリ性」の「硫黄泉」、
「硫酸塩泉」の成分もあるそうで、3つも条件を満たす成分なのです。
「硫酸塩泉」の成分もあるそうで、3つも条件を満たす成分なのです。
さらに、その成分が肌の古い角質を取ってくれるお湯なので
肌がツルツルになる訳ですが、
肌がツルツルになる訳ですが、
角質が取れた肌からは水分が逃げやすいため、
湯上りに保湿クリームなどで肌を守ってあげないといけないのです。
湯上りに保湿クリームなどで肌を守ってあげないといけないのです。
それは普通のお風呂でも美肌の常識なのですが、
ここ「咲花温泉」のお湯は「塩化物泉」の条件も満たしているため、
「塩のパック効果」があり、肌を覆って水分が逃げないようにしてくれます。
ここ「咲花温泉」のお湯は「塩化物泉」の条件も満たしているため、
「塩のパック効果」があり、肌を覆って水分が逃げないようにしてくれます。
まさに、文句なしのいたれりつくせりの「美肌の湯」なのです♪
これが93歳のおばあちゃんに効果があるかはわかりませんが・・・(笑)
ここ泉質は「単純硫黄物泉」とされていますが、
今後こういったところまで温泉に入るたびに
「PH」とか気にしてみようかなぁと思います。
今後こういったところまで温泉に入るたびに
「PH」とか気にしてみようかなぁと思います。
実はさっきの写真の内風呂は眺めはいいのですが、
地下水を温め緑色に食用色素で着色した普通のお風呂なのです。
地下水を温め緑色に食用色素で着色した普通のお風呂なのです。
100%かけ流しの「美肌の湯」はこの露天風呂にあります。

こっちは源泉の50.2℃のままなのでちょいと熱い!
でも、硫黄のいい香りがして最高です♪
お湯の色も宿の名の「翠玉の湯」のとおり、ほんのりグリーンで
黒い湯花もちらほらあります。
黒い湯花もちらほらあります。
これは、お湯が冷めると緑は濃くなり、
熱くなると緑成分が固まり透明度は増し、黒い湯花となるそうです。
熱くなると緑成分が固まり透明度は増し、黒い湯花となるそうです。
まさに、お湯良し、景色良しで、夕食後の寝る前にもう一度堪能しちゃいました♪
「佐取館」には有料の貸切風呂(温泉)もあって、
おばあちゃんは寝る前にそちらに入り、充分温まりました。
おばあちゃんは寝る前にそちらに入り、充分温まりました。
そのせいか、いつもはトイレに何度も起きてしまうのですが、
この夜は朝まで一度も起きずに熟睡できたそうです。
この夜は朝まで一度も起きずに熟睡できたそうです。
よかった、よかった♪

そして、白銀をまぶしく照らした朝がやってきました。
ボクは寝ぼけたまま、また3度目のお風呂に直行です。
温泉宿ではよくありますが、夜とは浴室が男女入れ替わるんです。
内風呂は無視してさっそく露天風呂へ♪

貸しきり状態、目の前の景色を大股ひらいて独り占めです!
あぁ~気持ち良かった~っ♪
眺望は今日の女湯、昨夜ボクが入った方が良かったかもしれませんが、
朝はおばあちゃんも大浴場に入りその景色を堪能したことでしょう。
朝はおばあちゃんも大浴場に入りその景色を堪能したことでしょう。
宿内でのおばあちゃんの移動はずっと車椅子だったのですが、
移動しているボクらを見つけては、宿の従業員の方が飛んできてくれて、
車椅子を押してくれました。
車椅子を押してくれました。
また、帰りには車が入り口に用意されていて、
多くの人がお見送りをしてくれ、ほとんど車も通らないのに、
道路まで誘導してくれました。
多くの人がお見送りをしてくれ、ほとんど車も通らないのに、
道路まで誘導してくれました。
ホント、お湯も良し、景色も良し、宿の方々も良くしてくれて、
かなり心身ともに温まり大満足しました。
かなり心身ともに温まり大満足しました。
・・・ふと、助手席がわの窓を見るとこんなものがぶら下がっていました。

SLの走る頃にまた来たいと思いました。