2008年10月13日(月)15:30
・・・12年10ヶ月の付き合いに終わりの時がやってきました。

ボクの愛車「シビック フェリオ」とのお別れです。
彼女はボクが初めて新車で手に入れた車です。
買うときはお金が無いので、ボクのところに来た時には
何もおしゃれはさせられなかったけど、
少し余裕ができるとちょっとずつ彼女にプレゼントしました。
何もおしゃれはさせられなかったけど、
少し余裕ができるとちょっとずつ彼女にプレゼントしました。
まずはホーンとハンドル、ホイール、キックプレートなどを替えてあげ、
「無限」というブランド品のリップやグリルも買ってあげました。
「無限」というブランド品のリップやグリルも買ってあげました。
時には皮を買ってきて、自分でサイズを計り仕立てた、
手作りのシフトノブのブーツやサイドブレーキカバーをあげました。
手作りのシフトノブのブーツやサイドブレーキカバーをあげました。

一緒に走った距離、109,966km。
北は青森の大間から、南は神戸港まで、
13時間ほぼノンストップで走り続けたこともあったね。
13時間ほぼノンストップで走り続けたこともあったね。
仙台に行った時にはボクの不注意で、
バックした時にほかの車にお尻をぶつけ、
ケガさせてしまったこともあった。
バックした時にほかの車にお尻をぶつけ、
ケガさせてしまったこともあった。
その時は、リアスポイラーを付けて美容整形し、大きなお尻になっちゃった。
お詫びついでに、ウエストラインもシャープに、
サイドシルもプレゼント。
サイドシルもプレゼント。
また、一緒に日本海に近い新潟に住みだしたけど、
潮風がとてもきつくて、マフラーを落としてしまったね。
潮風がとてもきつくて、マフラーを落としてしまったね。
君の声は苦しそうで野太い声になってしまったので、
ちょっと奮発してスポーツマフラーを付けてあげた。

ちょっと奮発してスポーツマフラーを付けてあげた。

・・・そんな日々を一緒に過ごしていたけど、
この暑さの残る8月の終わり頃。
この暑さの残る8月の終わり頃。
君は突然動かなくなった・・・
JAFの人に診てもらい、原因はスターティングセルモーターの不具合だった。
「この場所をたたいてカギを回すと意識は回復するが、
いつ、2度と動かなくなるかわからない」と告げられた。
いつ、2度と動かなくなるかわからない」と告げられた。
これまでほとんど病気もせずがんばってきた君の身体は、
実はもうボロボロだった。
実はもうボロボロだった。
大きな入院をすれば治らないことも無いが、
そこを治療してもまた、違うところも発症してしまう状態。
そこを治療してもまた、違うところも発症してしまう状態。
もう、10年位で引退させてあげる決心は買った13年前からあったはずで、
それを、2年、3年とのばしてしまっていた自分に気付く。
それを、2年、3年とのばしてしまっていた自分に気付く。
最後に君を引き取ってくれる先を見つけに行こう。
もちろん、君の価値をなかなか付けてくれるところは無いのはわかっている。
それでも、なるべく高く引き取ってくれるところを何軒も何軒もまわって見つけた。
それでも、なるべく高く引き取ってくれるところを何軒も何軒もまわって見つけた。
それがボクが最後にできる感謝の姿勢。
最後にピカピカにし、写真を撮り、
最後の最後で傷つけない様に中はお守り一つだけ残し、お店に行った。
最後の最後で傷つけない様に中はお守り一つだけ残し、お店に行った。
・・・そして、2008年10月13日(月)15:30
「よろしくお願いします」と一言・・・
お守りを取り出し、最後はあっけないお別れ。
・・・さようなら そして、ありがとう。