うちの家はみんなが悪い | Do. の自然道 ~投資編~

Do. の自然道 ~投資編~

「心」と「お金」そして「自然」との関係を徹底的に追求することによって「やりたいことをやり続ける人生」を送ることができる、そんな真の投資家になる方法を研究しています。

18年前に私が環境問題に
取り組むきっかけになった文章を紹介します。

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うちの家はみんなが悪い


きょう私が学校から帰ると、お母さんが
「お兄ちゃんの机を拭いていて
金魚鉢を落として割ってしまった。
もっと気を付ければ良かったのに、
お母さんが悪かった。」
と言いました。

するとお兄ちゃんは
「僕が端っこに置いておいたから、僕が悪かった。」
と言いました。

でも私は思いました。

きのうお兄ちゃんが端っこに置いたとき
私は「危ないな」って思ったのに
それを言わなかったから、私が悪かったと言いました。

夜、帰ってきてそれを聞いていたお父さんは
「いや、お父さんが金魚鉢を買うとき、
丸い方ではなく四角い方にすれば良かったなあ。
お父さんが悪かった。」
と言いました。

そして、みんなが笑いました。

うちはいつもこうなんです。

うちはいつもみんなが悪いのです。



責め合わず、責任逃れをせず、みんなが信頼し合い、
認め合い、やさしさが溢れています。

すべての人がこのようであれば
争いも破壊もなくなります。

私たちが求めているのは
安全で平和で自由な社会です。

そしてそれは誰かが作って与えてくれるものではありません。

それを実現していくのは、また、その実現を促すのは、
私たち一人一人です。

無条件で、非対立で、
まず私からの実践で、少しづつ・・・


地球村通信 1994年 9月号  高木善之

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先日、「大人は責任をもて!」という言葉が
テレビ欄の紹介文に書かれていました。

こんな当たり前のことを表現しなければいけない時代は
異常な気がします。

とても違和感を感じました。


自分のいのちに責任を持って行動した
釜石の子どもたちに学ぶことはたくさんありそうです。