さて、台湾旅行二日目です。

部屋から見える嘉義の街並みととのっているとは言えませんが、

そんなに高い建物はなく見晴らしは良いですね。

ではまず朝食です。

京都ブライトンホテルのようなフロアいっぱいにテーブル席が用意されたバイキング形式の朝食です。

台湾料理が中心ですがサラダも盛りだくさん。

まぁ、お味は普通でした。

 

今日はまず嘉義に2015年にオープンした台湾國立故宮博物院南院へ向かいます。

國立故宮博物院神品至宝展

 

写真右側が南朝至初唐爈で左奥が、漢博山爈です。よくわかりませんが、

パンフレットの上梓に乗っていたぐらいですから一番人気なのでしょう。

現地のガイドさんも一所懸命説明してくれましたが、耳のなかを通り抜けてしまいました。

要するに、台湾版正倉院展みたいなモノでしょうか?

これは如意棒 清 檀香木福禄壽如意です。

孫悟空の持っている如意棒とは違い、日本で言えば、孫の手みたいなモノらしいです。

清 竹雕八仙で言って見れば八人の仙人ですね。

もう少し事前に勉強していればまた見方が変わったKも知れませんが、

南院の方ではこれくらいでしょうか。国宝の書画もありましたが、

日本でよく見る水墨画と同じようなモノでその価値がわかりません。

昔は真っ白な色の焼きものが珍しく、世界初の白磁です。

台湾を南(高雄から台北へとすすんでいきますが、こんなマイクロバス2台で

走ります。各車両に一人現地のガイドがつき案内してくれます。

こちらがお二人の現地ガイドさん。左が爺(おう)さん、右が私たちの車に乗って案内していただいた、李春蘭(り しゅんらん)さんです。春蘭さんは嘉義野町から東へ行ったところにあるお茶の名所阿里山の原住民の出身だそうで。春蘭さんの部族では、娘が生まれたら祖母の名を、男の子が生まれたら祖父の名をつけるのだそうです。だから一家族の中に同じ名前の人が居るのは当たり前で、生まれた子に名前を考える必要も無いのだとか。春蘭さん自信もおばあちゃんの名前と一緒だそうです。

さてランチのお時間です。

地元で一番人気でTVでの紹介も多い銘店「留園」での食事です。

なんか見た目は、豪華さもなくそんな人気のお店?って思ってしまいます。

でもご自慢のコンテスト優勝等のメダルや新聞記事が張り出されていました。

まずは前菜から、どんな料理なのかの紹介説明はなしでした。

日本の茶碗蒸しのようなモノです。

中華風グラタンみたいなモノ。

海老チリ(日本で食べるエビチリとか無いイメージが違う)

どれもこれもお味は濃いめ。この辺でもういいなぁと思っていたら、

焼き魚です。台湾では向きが反対なの?いえいえバラバラでした。

頭が左のお皿もありました。そんな向きなどお構いなしなんでしょうね。

右でも左でもお味は一緒だから?

ちょっとだけほじくっていただきましたが、いまいちでした。

最後は五目チャーハン。まあ普通でした。

留園って嘉義の街では有名店のようですけど、これがお勧めナンバーワンというようなメリハリのきいたモノがなかったような気がします。みんな同じような味付けでした。

最後はノンアルコールのドリンク。若干炭酸が入っているようでした。

中身を訊いたけど忘れました。

 

お腹を満たしたところで続いては八田与一の功績を称える場所に参ります。

八田与一は、日本が統治時代に、台湾南部が荒れ地だったのを耕作地にするため

ダムを築き、発電所を作りました。

これが八田与一が造ったダムです。いまだ現役。これによって台湾南部の平地が耕作可能地に変わり、現地の人たちにとっては神さまのように今田に称えられているそうです。

この方が八田与一さんお隣は奥様。

でも八田与一さんは第二次世界大戦で召集され戦死されました。

その広報を受け取った奥様は、あのダムに身を投げてしまいました。

今は上野公園で八田与一さんの銅像と共に奥様も一緒にお墓で眠っています。

ちょっと変わった格好の像ですが、どうすれば台湾がよくなるか常に考えておられたそうです。今でも毎日花を飾りその功績をずっと称えています。後のお墓が与一さんと奥様のお墓です。

八田与一さんがダムを造るにあたって資材運搬用に作られた蒸気機関車が今でも残っています。

この話を聞くに、台湾の方は日本の統治時代をとてもありがたくおもい、日本人との交流を今名を深めて行っているように思います。お年寄りの方は今でも日本語を上手に話す人が多いとか。うれしいお話しでした。

嘉義の街に戻って参りました。街並みは生前とは言えないまでも、ゴミもなく

清潔な街並みです。それにこれからもいろいろな街並みの写真を出しますが

何か気が付いたことありませんか?日本の街ではたいてあるのに

台湾ではほとんど見かけないあるモノです。さてなんでしょう。

ヒントにもう1枚嘉義の街をご覧ください。

プリンスホテルの前の交差点です。わかるかな?何かがありません。

プリンスホテルまで戻ってきました。

しばらく部屋で休んだ後は、ディナーです。

これがディナーメニューですが、日本語表記が無いのでなんとなくわかるかなという感じです。

ラストのデザートフルーツですが、この後もすいかは~ナズと言って良いほど出てきます。

先ほどのランチでも書きましたが、なんか味にメリハリが無いというか、

どれもこれも濃い味付けで同じようなものばかり食べている気がしました。

フカヒレのスープは美味しかったです。

部屋から見る嘉義の街並み。田舎のようで田舎ではない。都会のようで都会ではない。

そんな日本で言えば地方の中心都市みたいな感じです。

ヨーロッパのように建物に統一性がないというかバラバラでも

この写真でもそうですが、日本にあるあれがないのです。

ない方が良いのですよ。さてなんでしょう。

明日は台湾の観光名所日月譚に向かいます。