2月の雪のちらつく寒い京都です。建仁寺塔頭のひとつ霊源院を訪ねました。

こちらの和尚さんはとってもお話し好きなようで、色々たっぷりと聞かせていただきました。

あの一休和尚がいたこともあったり、お饅頭発祥のお寺なのですとか…

 

 

お庭には、甘茶の木がたくさん植えられていたりとか…

延々とお話しが続きます。

 

↑甘茶の木(アジサイの木に似ています)

 

和尚さんのお話は面白いのですが、今日のメインは、このお寺のすぐそばの

祇園さゝ木でのランチなんですよね(*^_^*)

 

 

こちらがその祇園さゝ木。カウンター割烹のお店で、ミシュラン二つ星。

予約は2ヶ月前からですが、なかなか予約は取れません。

でも今日はそのチャンスに恵まれました(^o^)

 

 

お店に入るとなが~いカウンターで職人さんの歓迎を受けます。

 

 

早速お料理のスタートです。3月のお雛祭りが近いと言うこともあり

それにあやかって前菜は、手前には菱餅に見立てた菱寿司。

そして右の器には帆立貝の味噌漬け焼き、海老の湯がいたものと蛸の柔らか煮。

グラスには白酒に見立てた、ヨーグルトと甘酒のミックス。

 

 

続いての椀物は、蛤の出汁で京人参と菜の花をあしらい香りは木の芽の

海老真丈。春らしい香りでOh!! うまりーの!です。

 

 

続きましてはお造り。山陰は島根県産のヨコワ(鮪の稚魚)で廻りには

大根と人参(紅白)のアチャラ漬け。酸味が効いていてOh!! うまりーの!

 

 

そして春らしく鰆の焼いたんと蕪蒸し。

 

 

目の前に調理の最終工程と盛り付けをしながら、店主の佐々木浩氏が

色々説明をしていただけます。この佐々木さんのお話を聞くのは二度目ですが、

とにかく楽しく面白くそして賑やかに話してくださりこちらの気分も高揚します。

 

 

そして、三宝柑の釜。中には冷製のビーフンにかにの身やイクラが入っています。

蓋の三宝柑のみを良く搾っていただくととってもうまりーのです。

 

 

そして次の鉢物は、鰆を油で揚げてその上にスクランブルエッグを乗せ、

雲丹のあんかけに溶きワサビと蕗をあしらっています。

ワサビの辛さが丁度よいアクセントになっていてOh!! うまりーの!ですね。

 

 

そしてなぜか和風割烹料理店には珍しいピザ釜が…

そこからとりだしたのは…

 

 

 湯葉とチリメンの炊き込みご飯です。ちりめん山椒は京都名物の一つですが、

湯葉とチリメンもとってもご飯との相性が良くOh!! うまりーの!です。

思わずおかわりをしてしまいました。

 

 

そしてお終いはデザート。

 

 

苺と洋梨それにデコポン、ミニロールケーキに梅をかたどったお饅頭など…

これだけのご馳走あっという間にいただいてしまいました。

 

こちらは予約の取りづらいお店ですが、もし予約が取れたら…

絶対に遅刻してはいけません。店主の佐々木さんの方針で

というよりお客さま全員に一番美味しいお料理を提供するために

分・秒たんいで次々とお料理が出てきます。そのためにt全員のお客さまが

揃って着席をしてよーいドンでお料理がスタートする殻なんですね(^_^)v

 

 

外は雪がちらつき出しました。底冷えのする2月の京都ですが

美味しいお料理で身体はぽかぽか大満足。

本当の京料理を楽しむには観光客が少ない今がいいのかも知れません。

 

↓建仁寺塔頭・霊源院

http://www.reigenin.jp/

 

↓カウンター割烹「祇園さゝ木」

http://gion-sasaki.sakura.ne.jp/