三田の山間部に位置する永澤寺(ようたくじ)は西暦1370年頃開祖の曹洞宗の古刹で関西花の寺二十五箇所霊場のひとつとされています。春はボタンや芝桜、初夏には花菖蒲と四季の花が美しいお寺ですが、広大な境内には落ち着きとやすらぎを感じます。

早速山門(仁王門)をくぐって本堂へと向かいますがこちらの山門には、二対四尊の永澤寺様式の仁王尊が安置されています。


本堂は木造でかなりの年代を感じます。ご本尊は、釈迦如来・大日如来・阿弥陀如来の三尊が祀られています。

そしてこちらのお寺の圧巻は本堂のお隣の観音堂にありました。大観音菩薩像。身の丈4m20cm、総高9m20cmという堂々たるもの。菩薩とは、悟りを開かれる前のお釈迦様の姿。悟りを開かれると如来様になります。観世音菩薩は、菩薩像でも代表的な存在で、衆生の救いの声をもれなく観察し、最良な姿で目の前に現れるとされます。ホンマかな?
そんなありがた~いおかたを目の前で拝むことが出来ます。

そしてこの観音堂には、お釈迦様の誕生から、悟りを開く過程を含め、お亡くなりになるまでの一生をガンダーラ彫刻で展示されています。

(釈迦の誕生のシーン)

このガンダーラ彫刻ですが、これだけ多くのものが一堂に展示されているのには感心しました。これらのガンダーラ彫刻は、ホンモノ!?なんでしょうね。すごいことだと思いますが、あまり知られていないようですね。

空いているし、ソファーも置いてあるし、撮影も自由だしゆっくりのんびりとすべて観賞させていただきましたが、お釈迦様の一生と悟りを開いていく様子がとてもよく理解できました。所々知ってはいましたが、体系的につながってより理解が深まりました。

三田永澤寺、花菖蒲観賞の折にはぜひご覧になることをおすすめします。

三田・永澤寺 http://youtakuji.net/index.html


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