八月下旬、北海道の太平洋側に注ぎ込む小河川の河口へエゾハナカジカを狙いに行ってみた。河口の左岸には一人、おそらくサケを狙っているルアーアングラーがいた。
カジカリグをその場で作り、近くの浮石から探って行った。
だが期待に反して何も出なかった。少しずつ下りながら対岸の草むらなどを探っていると、流心近くからシマウキゴリの良型がヒットした。
そのすぐ後に、さらに流れの強いスポットの大きな岩の下流側の穴から一尾がヒットしたように見えた。だが空振りだった。
すぐに同じ所へなんとか流れに逆らってキヂを入れ、喰っただろうと思われる間を置いた後に上げると、魚の感触!
大きな胸びれを最大限に広げて抵抗していたが、そのまま竿と仕掛けをまっすぐにして抜き上げた。
胸びれ条数を数えると、16本あり、黒い横帯と尾柄部は比較的細く、また最下流部に棲んでいることから、エゾハナカジカとして問題ないだろう。
初めて釣ったエゾハナカジカ
初エゾハナカジカの俯瞰
初エゾハナカジカの腹面
初エゾハナカジカの胸びれ
初エゾハナカジカの顔
初エゾハナカジカの前鰓蓋骨最上棘(画像中央)。この棘のことは気に留めていなかったので精細な画像で確認することはできないが、先端は丸くはないようだ。
やはりハナカジカと同じく流れの速い所にいた。それにしても、まさかこんなところで釣れるとは思ってもみなかった。はるか道東の斜里川までいずれは行かなければと思っていたのに。
エゾハナカジカのハビタット