5月下旬、ネット情報を頼りに、道央内の某一級河川の上流部へ行き、ホリデー小継穂先三本に赤虫バリ3号を直接つけ、ガン玉をハリから3センチほどの所に噛ませた、いわゆるカジカリグを使って縫い刺しにしたキヂをエサにハナカジカを狙い始めた。

 

川幅は2メートルほどしかない場所だった。そこに架かる小橋の下流にちょっとした浮石があったので、そこを本命として、少し上流からウェーダーなしで岸から届く範囲で探って行った。

 

だが石の下は狭すぎるせいか魚はおらず、アタリがないまま小橋のすぐ上流まで来た。両側が垂直で苔むしたブロック護岸になっていた。

 

そのため川幅が狭まっていて流れが速かったので、主にブロック同士の間のすぐ前を中心に探った。

 

そのうち一箇所では、アタリは感じられなかったが引き上げる時に何かに引っかかったような感触があり、キヂが短くなっていたので、ウグイかもしれないと思いながらも期待が増した。そして小橋の下へ。

 

少し流速は弱まっていたが、それでも結構な流れがあった。ブロック護岸の時と同様に手前の護岸のすぐ前へ仕掛けを下ろす。すると、何かがアタったような気がしたので上げてみると、エサがほとんどかじられていた。キヂを付け替え、同じ所へ。

 

少しして上げようとすると、重い手応えに続いてかなりの引き。上がって来たのは待望の、しかも良型のハナカジカだった!

 

初めて釣ったハナカジカ

 

初ハナカジカ俯瞰

 

初ハナカジカ腹面

 

初ハナカジカの胸ビレ。条数は14本。

 

初ハナカジカの顔

 

護岸の下に隙間があったのかどうかはわからなかったが、なかったとしても護岸に寄り添っていたのだろう。意外にも流れがガンガンある区間の方にいた。ちなみに本命としていた下流の流れのゆるい浮石の下からは何も出なかった。

 

後日石狩川水系で魚肉ソーセージで釣れた人生二尾目のハナカジカ。ネット蛇籠の陰から飛び出てきた。

 

ハナカジカのハビタット