土曜日の夜、怪人にしてひょっとして宇宙人かもしれない友人👽デシボーそんと、大阪ミナミのさらにミナミのはずれで、ゆるゆるさし呑み。
Mr.デシボーは流暢に中国語を操るビジネスマン。
なので、うまいもん王子が彼とご飯を食べるときのファーストチョイスは、中国人料理人が腕を揮(ふる)うお店。
注文を聞きに来てくれる店員さんの日本語がたどたどしくて、少し注文に苦労するようなら、なお良し。
デシボーそんと店員さんの中国語のやり取りを聞いていると『ここは重慶?上海』と思えてきて、中国旅行気分が味わえるんです。
もちろん王子のうまいもんセンサーが反応したお店だから、提供される料理の美味しさが、旅行気分をさらに高めてくれます!
(あっ、完全に自画自賛になってる)
この日訪れた今宮戎神社のすぐ近くにある中国酒家吉香園もそんなお店。
(注)通常メニューは、きちんと日本語でオーダーできます。
まずは生ビールと焼き餃子、水餃子を注文。
生ビールには揚げピーナッツが付いてきます。
中国出身の方が営まれている中華料理屋さんでアルコールを注文すると、よく出してもらえるこの揚げピーナッツ。
ちょっとカロリーが気になりますが、王子は大好きなんですよね。
乾杯した後、デシボーそんを外に連れ出しました。
入り口横の中国語で書かれたメニューボードが気になっていたので、デシボーそんに教えてもらおうと思ったんです。
店内に戻ると、デシボーそんが料理名を中国語で発音した後、「これは典型的な中国料理で、鶏肉を辛旨く炒めたものです」などと説明してくれます。
するとそれを聞き付けた店員さんが、普段王子が目にしているのとは異なるメニュー表を持ってきてくれました。
店員さんがなにやらデシボーそんに話しかける。
「王子、これは中国人向けメニューで、日本語のメニューには載っていない料理がほとんどだそうですよ」
キタ、キタァ!
これですよ、これ!
王子が何度店を利用しようと食べることができなさそうな本場の料理が、デシボーそんとなら食べることができるんです。
デシボーそん、ありがとー(*^ー^)ノ♪
まず、デシボーそんのお勧めを聞く。
デシボーそんはメニューの『辣炒肥腸』を指差し、
「ホルモンの炒めものですね。
酒のアテにもなりますし、ご飯にも合いますよ」。
「それ、注文しましょー!」
続けて聞いてみる。
メニューの『炸里背』を指さし、
「これはどんな料理ですか」
「豚のヒレ肉の唐揚げですね。
中国ではよく食べられてますよ。」
「じゃあ、それも!」
料理を待つ間にでデシボーそんがある矛盾に気付く。
「日本人向けのメニューと中国語のとで値段が違いますよ」
「水餃子が日本語メニューだと480円なのに中国語のだと780円ですよ」
まさかこの王子お気に入りのお店がインバウンド客からはぼったくっているっていうのか?!
するとおっさん二人の日本語の会話を聞き付けたのか、店員さんがやって来て、デシボーそんに二言三言話し掛けてくる。
「王子、わかりました。
中国では一皿分の料理の量が日本の中華料理店より多いんです。
なので、日本人向けの量で出すと、値段に関係なくクレームが出るので、中国人向けメニューでは中国人仕様に増量して、その分、値段も上げているそうです」
ヘェー♪ヘェー♪ヘェー♪
ここにボタンがあれば、思わず連打したくなるトリビアンな知識が、デシボーそんと一緒だと身に着くんですね。
おや、厨房から、辛味をまとった香ばしい匂いが漂ってきました。
そろそろ、一品めの料理が運ばれてくるみたいです。
ですがタイムアップ!
本日はここまで。
実食レポートは次回の更新をお待ちください。