辛旨料理探求プロジェクト~東京・新橋で汁なし担々麺に舌つづみ | ねごろぐ~うまいもん王子の毎日美味しいブログ

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東京出張時にスケジュールを詰め込みすぎで昼ご飯を食べそびれたまま夕方に。
新橋駅近くで立ち食いそばでも食べようかと歩いていて見つけたのが、『担担麺』と赤字で大書された電照看板。



ついフラフラと店内へ。
カウンターには先客の若者が4人。
カウンターの中の女性店員さん(店主さん?)と中国語で話しているので、中国の方なのでしょう。
ということは、このお店の味にも期待がもてます。



普通に担々麺を食べようと思っていたのですが、メニューに『本格四川担々麺匠~汁なし』を発見。
『四川』と付けばからいに違いありませんし、『本場中国の担々麺には、汁が無い』という話も聞いたことがあります。

「本格四川担々麺お願いします」

料理がでてくるのを待つ間に店内を見回してみる。
本格四川担々麺の説明書きを発見。



『あまり知られていないが、駄目本場中国四川の担々麺にはスープがない。
花椒と唐辛子と少量の芝麻醤を利かせた少なめのたれに、茹で麺を入れ、豚肉のそぼろとネギなどを載せた。
食欲をそそる逸品です。』
(原文のまま)
※花椒=ホアジャオ。中国の山椒。
※芝麻醤=チーマージャン。ペースト状の練りゴマ。ペースト

この表現からすると豆板醤は使っていないのかな?
個人的には花椒の使い方が上手いのが日本人にはない中国人料理人の特長だと思っているので、アリですけどね。

注文してから10分強ほどで、カウンターごしに四川担々麺が提供されました。



丼ではなく、少し深めの皿に入っています。

麺を底の方から持ち上げるようにかき混ぜてたれを絡ませます。
麺が光沢をもって美味しそう。



汁が無いだけにすぐに温くなるので、食べやすいですね。
麺にたれがよく絡んで、しっかり味が付いたまま口の中に入ってくるので、温度がぬるくなっても物足りなさは感じません。

パクチーを使っているので、まずその香りがやってきます。
次いで、中国山椒の花椒。
汁なしだと、痺れる辛さが特徴の花椒の風味もダイレクトに味わえますね。
普段、大阪の島之内で食べている麻辣湯(マーラータン)に比べると全体の辛さ自体は控えめな気がしますが、
たべていると辛さで汗が出てきます。
肉のそぼろには、肉の甘さを伴った旨みがあるので、それでもガンガン食べ進められますね。
ネギやモヤシもタップリ入っていて栄養バランスも良さそう。
綺麗に完食したので、店主さんが嬉しそうに話しかけてくれました。
「辛くなかったですか?」
「美味しさが味わえる辛さで良かったです」
「でも、うちの人形ナンバーワンは、ネギ鶏担々麺よ」
えっ、そうなの?
「じゃあ、次来たときにはネギ鶏担々麺食べますね」
東京出張の楽しみがまた一つ増えました♪

担々麺 匠心
 東京都港区新橋2丁目8-16
 tel.03-3504-8898

匠心担々麺 / 新橋駅内幸町駅汐留駅
昼総合点★★★☆☆ 3.7