私のことが嫌いだから
俺のことが嫌いだから
こんなことするんだろう
あんなことするんだろう
それが真実のように思い込んでいたけれど
本当は勘違いかもしれない。
嫌い、どころか
大好き
だとしたら。







こんばんは🌙
いつもご覧いただきありがとうございます。
ひなたあおいです。








私は長らく、夫に言い出し辛いことがあって、
それは、『髪を切る』ことと『服を買う』こと
自分にかかるものに対してお金を出して欲しいとお願いすること。
これがどうにも苦手だった。







夫婦生活を送る中で、初めの数年間、夫から頻繁に言われていた『専業主婦のくせに』という言葉。
それプラス私の中の専業主婦は稼いでいない、という負い目や、子供の頃からのイメージが重なり
専業主婦に対する制限
のようなものを感じるようになっていた。







それから、
美容院に行きたい
服を買いたい
新しい下着が欲しい
このお茶が好きだから欲しい







何かを買って欲しいと頼んだ時
髪しばれば良くない?
俺のパンツ一枚300円だよ。
こっちのお茶の方が美味しくてコスパ良くない?
という夫の返事に






え?切らせて貰えないの?
え?下着300円なんてしまむらでも売ってなくない?
え?私は好きなお茶も買わせて貰えないの?








専業主婦の私には
お金を遣うのが嫌なんだ。






と徐々に思うようになって行って、
『髪の毛を切りたい』『服を買いたい』
それを言い出す時、少し後ろめたいような、申し訳ないような、でも!私だって!と反発したくなるような…なんとも言えない思いをぶら下げるようになっていた。








美容院、本当は大好きなんよー










一方夫も、
子供の頃からの価値観や
私と喧嘩をしたり夫婦間が上手くいかない中で
私のLINEや
私の言葉は








俺を責めているもの
という前提で見るようになっていた。








***









お互いに、相手との会話の中で、違和感は度々感じていて、
何でそうなるの?
そんなこと言ってない。
勝手に言葉を作り変えるな!
なんでわかってくれないの?!
そんな言葉を相手が口にするのを聞いていた。







だけど、長年の間に出来た
わかってもらうには勝たないと
みたいな気持ちや
素直な本音よりも湧き上がってくる怒り
そっちをぶつける方が楽だったりして
なかなか相手のホントウを知ろうとはしないまま過ごしていた。









それが、この別居期間、
急に解けることになった。








そのきっかけは、私が夫に送ったLINEから。
そのLINEの内容は正に上に書いた『髪を切りたい』『服を買いたい』というもの









夫は、私にそのLINEの文章の言葉の一部を抜きとって、
ものすごい怒りと共に私を責めはじめた。








その時、私は、
何でそんなに責めるの?!
あのLINEで、何でそんな風に受け取るの?!
何で勝手に変換するの?!
本当にわかんない!!!
髪を切りたい、服を買いたい、それがそんなに責められないといけないことなの?!
ただ私が○○くん大好きって前提で読んでよ!!!
と、負けず劣らず夫を責めた笑い泣き








その後夫は、タバコを吸いにベランダに消えて、
戻って来てからもずっと黙って、だけど何故かずっとそこにいて。
何かに気付いたようだった。








その後、数日して電話で話しをしている中で、
もう一度その喧嘩の時の話しになった時、
私は夫に、本当に責めるつもりで送ったLINEじゃなく、ただ髪が切りたい、ただ服を買いたい、
もしも夫が私の立場で、
2年美容院に行ってないとする、その時目の前で私が髪を切っていたら、
あぁ、俺も切りたい、ってならない?
と聞くと、
うん、なる。
と答えて、その後、








あのさ、おれがあおいちゃんのLINEを勘違いしていたように、
あおいちゃん、俺が、髪を切っちゃダメ、とか、服を買っちゃダメって思ってるんだと思ってない?
と、聞いてきた。









うん、なる。と言ってくれたことと、
自分が勘違いしていた、と言ってくれたことに、
固く閉じていた気持ちが少し解けるような感覚がして、
なぜだか、涙が出た。








うん、正直思ってた、それも、別居がはじまってそう思ったんじゃなくて、同居してた時、かなり前から
ずっと○○くんは、私が専業主婦だから、私にお金を使うのは嫌なんだと思ってた。
私が嫌いだから髪の毛切っちゃダメなんだと思ってた。
と、泣きながら話すと、








あのね、誰のために働いてると思ってるの?








だいたい…、そんな風に思ってたら、花とか…、そんな色々買って行ったりしないでしょ?
あー、ちょっと、忙しいからまた後で。
と、電話が切れた。










電話が切れたその後も、なんだかボーッとしてしまって。
長年悩んでいたことが急に解けて
しかも、とても大切だと言ってくれた気がして、
すごく嬉しいはずなんだけど、
とにかく私の中で長く拗らせていたところだったからか、信じられないような、ボーッとした感じがとれないまんま、ただ四女のお世話をして過ごした。









長く過ごす中で
勝手に出来上がった勘違い。
全然解けないことも
上手くいかないこともある。








だけどきっと、お互いがお互いを諦めたければ、
自分が自分も相手も諦めなければ、
思い込みや誤解は解けて、
想いは伝わる









四女を見つめる顔が好き