四国一周旅二日目、朝から伊予灘ものがたり(詳細はこちら➡四国一周旅へ① ~四国デスティネーションキャンペーン~)での楽しい旅を終え、次は高知県へ向かいます。
10/2(土)
伊予大洲10:52(特急宇和海9号・自由席)11:40宇和島
写真は見切れていますが、2000系気動車の特急宇和海です。
近年2700系の台頭で、現在は宇和海及びあしずり(一部)での運用しか残っておらず
随分寂しくなりましたが、相変わらずの高性能ぶりを発揮し宇和島までぶっ飛ばしてくれました。
愛媛のみかんどころを走りますから、車窓にはみかん畑もたくさん見られました。
宇和島12:18(普通・海洋堂ホビートレイン「ウルトラトレイン号」)14:23窪川
宇和島駅でトイレ入ると駅員さんが書いたであろう予土線の列車紹介ものがありました。
このセンス好きですわ^^
乗ってみな?飛ぶぞ、は千鳥の相席食堂のあれですよねw
宇和島駅での乗り換え時間は38分。
朝がしけた朝食でしたので、宇和島駅直結ホテルのレストランでランチ1000円の表示を見つけた時には
めちゃ食べたくなりましたが、これから約2時間乗車する予土線の座席も確保しなくてはいけませんので、
コンビニでおにぎり1個とサンドイッチ1個を買って、バス停のベンチでしけた昼ご飯タイムw
この日は乗り鉄タイムで時間ないんでそこんとこよろしくオレww
そして駅に戻ると海洋堂ホビートレイン「ウルトラトレイン号」がすでに入線していました。
座席はもうかなり埋まっていましたが、なんとか確保。
列車が出る頃には少し立ち客も出ていましたね。
予土線の列車にはトイレが付いていないためか、途中江川崎駅で少し多めに停車時間が設定されています。
山の中にある非常に趣のある駅です。
江川崎駅から先の予土線は蛇行する四万十川を望みながら走る線形になっていて、
トンネルと橋脚が連続したりと景色も非常に綺麗です。
途中土佐大正駅ですれ違いましたが「しまんトロッコ号」というトロッコ列車も走っています。
そんな風光明媚な車窓を眺めながら、列車は約2時間かけて終点の窪川駅に到着しました。
予土線はかなりの赤字線区であり、その列車本数も極端に少ないので、
概ね座席は旅行者で埋まったまま多くの方が終点まで乗り通していました。
窪川15:13(特急志国土佐時代の夜明けのものがたり(開花の抄)・グリーン席)17:54高知
(↑音量注意)
さて窪川駅からは、本日2本目の観光列車「志国土佐時代の夜明けのものがたり」に乗車します。
窪川駅で折り返す列車ですので、まずは下り列車の入線風景から。
よく見えないかもですが、線路右手の道路上で入ってくる列車にお手振りされてる方と、
列車入線後にホームでこちらに旗を振り続けてくれる方がおられます^^
すんごいかっこいい列車です!
海側の一人席は予約時点ですでに満席でしたが、こちらの山側を向いた一人席を独占して
景色を楽しむことができました。
普通車改造の伊予灘ものがたりと比べると、素晴らしい出来栄えになってますね。
(できた年度が違いますから一概には言えませんけどね)
来春新しく誕生する特急車改造の「伊予灘ものがたり」も素晴らしい列車になりそうな予感です。
さてそんなワクワクした気持ちのまま、観光列車「志国土佐時代の夜明けのものがたり」は窪川駅を出発。
もちろん駅と道路では先ほどの動画に映っておられた方々が
今度は乗車した我々に向かって手を振ってお見送りしてくださいます^^
須崎駅では19分停車して須崎19分間劇場を堪能。
お客さんも捲き込んでの歌と手拍子と踊りの連続でした。
今日は須崎婦人会の方々でしたが、地元高校生のブラスバンドのおもてなしなどもあるそうで
日によって内容は違っており、どの日にあたるかお楽しみにということになりますでしょうか^^
その後も、西佐川駅で10分停車して、事前に車内での食事予約された方は駅舎内で
美味しいホットコーヒーを受け取るという流れがあったり。
(食事予約してない私は駅舎周辺を散策したり)
日下駅では3分停車(乗降不可)の間に、日高村オムライス街道の関係者の皆さまの
歓迎ダンスやお見送りがあり、それを車内から手拍子したり拝見したり。
(ダンスに見入ってて写真撮り忘れw)
車内ではデザートセット(1000円)を頼んでみたり。
モンブラン激うま。
伊野駅の手前で仁淀川という全国水質ランキング1位にもなった川を最徐行で渡ります。
橋のたもとにはもちろんお見送りの方々もおられてお手振りタイム^^
伊野駅では13分停車中に、映画「竜とそばかすの姫」のモデルとなった駅と駅舎内と駅周辺を散策。
そして地元伊野商業の高校生たちからのガイドとお見送りもありつつ。
(マイクパフォーマンスがかわいかったんで写真撮り忘れww)
最後朝倉駅で4分の運転停車(乗降不可)の後、暗くなり始めたなか列車は高知駅に到着です。
観光列車「志国土佐時代の夜明けのものがたり」
各駅でのおもてなしはもちろん楽しいイベントばかりでした。そしてこの観光列車は
まだ走り始めて1年少しだけあってか、沿線各所でたくさんの地元の方々が手を振ってくださっていて
道中も非常に楽しい旅となりました。
(たぶん事前予約の料理頼んでらした方は良い意味でゆっくり食事できなかったんちゃうかなw)
車内装飾も豪華でしたし、場所柄四国内では一番遠い位置に存在する観光列車ですが、
これだけに乗りに来ても損はない素晴らしい列車だと思いましたね。
今度来た時には事前予約者限定のお料理をいただきながら楽しみたいなと思います。
高知18:11(普通)18:44波川
夜は高知駅周辺で泊っても良かったんですが、温泉付きのホテルは料金に少し割高感があったため、
普通列車で少し移動して波川駅という駅まで行きます。
波川駅から小山の向こう側に見えるのが目指す「かんぽの宿 伊野」さんなんですが、
思ってたより凄い駅に降ろされましたw
ただ暗がりの中頑張って20分歩いたら、美味しいご飯と温泉にありつけましたよ^^
10/3(日)
朝起きたら部屋のバルコニーからこの絶景!!!
このホテル、昨日観光列車で仁淀川を渡った時に写真に写ってました。
後から知ったんですが、部屋から列車が見えるホテルとして鉄道好き界隈では割と有名なとこだったようです。
10:20中京競馬場で出走のロードジャスティスのレースを
高知県の片田舎の駅のホームでスマホ観戦(良い時代です)
昨日高校生たちが観光列車を出迎えてくれた伊野駅にもう一度下車し、ゆっくり駅と町を散策。
特急列車に乗り込んで高知駅へ向かいました。
伊野10:56(特急あしずり6号・自由席)11:06高知
高知からは阿波池田経由で徳島入りして、徳島ラーメンをいただいて帰るというプランも考えたんですが、
その場合家に着くのが結構遅くなりそうで、さすがに体力的にこれは遠慮しようと思いw
今回は久しぶりに来た高知で時間を取ることにしました。
土佐の日曜市の歩行者天国で露店をうろつきつつ、高知城まで向かい市内を一望したり。
昨日観光列車に乗った際、盛大なおもてなしをしていただいた須崎の名物、
鍋焼きラーメンを高知市内にも出店している「谷口食堂」さんでいただいたり。
(須崎の「谷口食堂」さんが鍋焼きラーメン発祥の店だそうです)
高知をオーソドックスに観光しましたw
高知14:13(特急南風18号・自由席)16:41岡山
岡山16:53(九州新幹線さくら558号・指定席)17:38新大阪
四国最後の列車は特急南風18号岡山行き。
これまでこの旅の最中で何度も拝見してきた「アンパンマン列車」編成になります。
アンパンマン列車、想像以上にテンションアガルww
乗り込む前は、さすがに日曜の午後の上り列車なんで多少は混んでるのかなと思っていましたが、
窓側の席がボチボチ埋まるくらいの感じでゆっくり座れました。
(土曜休日には自由席車が1両増結される列車を選んだのも功を奏したかもしれません)
ただこの旅を通じて特急の列車内が混雑していたことは一度もなかったので、
まだまだ旅の需要は回復できていないんだなと感じられました。
旅をする側にはありがたい面もありますが、この状況が長く続くのは心配になります。
JR西日本さんも四国さんもこのような切符を出してくれるのはありがたいですし、
今後も適切に行動しつつ、これからもできることはしていきたいですね。
この南風号の走る土讃線は吉野川に沿って高性能ディーゼルカーが山中の単線区間を爆走するという
全国屈指の絶景路線となっていて大好きなんです。ここ皆さんにもオススメです!!
(そしてあまりに絶景を楽しんでしまい写真撮り忘れwww)
そのお気に入りの景色を堪能しながら、大阪までの帰途につきました。
今回の一年ぶりの旅が素晴らしいものとなって、非常に心が満たされました。
苦労9割(でも喜び∞)の一口馬主と比べても、非常に有意義なものになりましたねw
旅は基本喜び10割ですし、更に∞にもなりえますからね。最強です。
これからも良いお金の使い方していきたいなと思います(え
ここまで読んでいただいた方々ありがとうございました。
ぜひ皆さまもこの機会に、四国の観光列車の旅へお出かけくださいませ!!