いきなりですがこちらから四国デスティネーションキャンペーン

 

そのキャンペーンに合わせてJR西日本から発売されるトクトクきっぷのうち、

京阪神エリアにお住まいの方にとって絶大なるお得感を感じるのがこちら四国くるりきっぷ

 

大阪市内発17,000円で3日間有効、四国内特急列車自由席乗り放題、岡山までの新幹線往復は指定席を確保できるという破格の切符です。

 

 

私の場合、無駄に通常運賃の切符を買って旅に出るのは性に合わないというか、

安くどこそこ行けるからこそ、そこへ旅しようと思いがちで、四国については四国内限定では格安の乗り放題切符が

常時発売されていてすごくお得感はあるのですが、大阪から四国に入るまでがどうしても高くつくので

最近はジャンボフェリーか青春18きっぷで、一年に一回香川県へうどん食べに行くくらいの訪問となっていました。

 

 

今回ようやく緊急事態宣言も開けますし、一人で動くのも今しかないだろうと軽く旅プランを練っていました。

最初は中京競馬場で走る予定だった愛馬ロードオルデンの出走に合わせて10/1~3の金土日で、

長良川温泉➡飯田線➡中京競馬場➡ラーメン福というプランを実行する予定でいたのですが

どうもしっくりこない。なぜかテンションあがらない。やはり「旅」を欲しているんだろうか。。。

 

そこで四国くるりきっぷが発売されることを知ってから非常に気になっていたのもあり、

いつか行きたいと思っていた四国西側を走るものがたり列車の空席情報をみどりの窓口で確認して、

まだ良席が空いているようなら四国に、空いていなければ中京に、と行き先を決めることにしました。

 

ワクワクドキドキしながら9/28(火)にみどりの窓口に行ったところ、その時点で

「伊予灘ものがたり」は海側向きの一人用座席に一席だけ空きあり(他の二人席等もぼちぼち空きあり)

「志国土佐時代の夜明けのものがたり」は海側向きの一人席は全て埋まっていたけど、山側向きの一人席や

その他二人席等はほぼ空いていました。

 

これはチャンスと速攻で両ものがたり列車の座席を確保していただき、

道後温泉➡伊予灘ものがたり➡志国土佐時代の夜明けのものがたり➡鍋焼きラーメンという

四国一周旅を急遽段取りすることになりました♪

(ちなみにその時は10月全般の各ものがたり列車には結構空席も目立ちましたが、

皆さん旅の計画をされたのかその後かなり埋まってきており、席を確保するタイミング的にも最良でしたね)

 

ちなみに10年ほど前に仕事で1週間かけて車で四国一周したことはありますが、

列車で四国一周するのは記憶を思い返してみると、たしか33年ぶりw

 

どんな旅になるのやら楽しみです(前フリ長過ぎ)

 

 

 

10/1(金)

新大阪8:55(九州新幹線みずほ605号・指定席)9:40岡山

 

 
新大阪から岡山までは2×2の4列指定席の九州新幹線です。

もちろん山陽新幹線区間では2×3シートののぞみには基本乗りませんw

青春18きっぷでは苦行区間でもある姫路=岡山の区間含め、たったの45分で岡山へ到着です。

 
 

 

岡山9:54(快速マリンライナー19号・グリーン席)10:35坂出

 

 
 
 
岡山からは快速マリンライナーに。土日の多客期は立ち客も出るこの区間、
ここも青春18キッパーには席確保という点で苦行区間ですが、今日は平日だし自由席でも十分空いてます。
ただどうせなら前1列4席しかないかぶりつきグリーン席を取ってみようか、と数日前にe5489のサイトで
空席チェックしたら4席全て空いていたので、もちろんグリーン席を確保して乗車です。
 
 

 
結局坂出までこのかぶりつき区画には誰も乗ってこなかったので、
瀬戸大橋の景色を存分に楽しむことができました。

 

 

 

坂出10:42(普通)10:48鴨川

坂出からは普通列車で2駅、鴨川まで行きます。

駅名を聞いてピンとくる方は通だと思いますが、もちろん目的地はあそこです。

 

 
 
 
 
駅からのんびりした道をゆっくり歩いて約20分。
 
 

がもううどんさんです。

讃岐うどんの超有名店ですね。

今まで数多くの香川の讃岐うどん店には伺っていますが、土日は混み合うことがわかりきっているので

がもううどんさんには今まで来れずにいました。ただ今日は平日、もちろんいの一番に向かうことにしましたよ。

 

田んぼと集落のど真ん中にお店はありました(駐車場めちゃくちゃ広い)

平日のうえ更に時間もずらして11時過ぎにお伺いしたので店前に並ぶ列はなく狙い通り!!

 
さっそく温大(2玉)ちくわ、れんこんトッピング450円を注文して、外に置いてあるベンチに座っていただきます。
れんこん超分厚い!!

味は敢えて書かなくてもいいです。最高のお天気の中、外のベンチに座って食べる最高のうどん。

もうたまりません。ごちそうさまでした。

 

更にもう一杯食べても全然大丈夫でしたが、次の列車の時間もあるので今日はこれでおいとますることにします。

今度来るときは間違いなく特大(3玉)ですねw

 

 

 

鴨川12:02(普通)12:22高松

 

鴨川駅のホームで乗る予定の普通列車を待っている間も聴こえるのは鳥のさえずりと近くを走る車の音くらい。

快速マリンライナーや特急うずしお・いしづちが続々通過するのを

駅のベンチで座りながらのんびり眺めている空気感は随分久しぶりに味わう至高の時間でした。

 

 

 

高松12:50(特急いしづち11号・自由席)15:17松山

 

 
一旦高松駅まで出て、すぐに松山駅へ向かいます。

次に乗る列車は既にホームに止まっており乗車可能。

さっそく車内に入りましたが、先客は2人ほどおられただけでした。

 

 
 
既にお腹が減り気味の私は、高松駅構内にあったフルーツサンドのお店でメロンサンドを購入♪

発車直前にはぼちぼちお客さんが乗ってこられましたが、

松山まで混み合うことなく車窓を存分に楽しめました。

 

 

 

JR松山駅前15:48(伊予鉄道・路面電車)16:11道後公園

 

 
 
 
 
泊りはもちろん道後温泉。宿を選ぶ条件として温泉は欠かせません。

路面電車で道後温泉まで行こうと乗り込みましたが、一駅手前の道後公園駅で降りました。

景色の良さそうな公園が目に入ったので急遽降りたのですが、

公園の展望台からの道後温泉の街並や松山市街地の眺望は最高でしたね。

 

 

 
 
 
公園からは歩いて道後温泉へ。道後温泉の街中を散策しつつホテルへ向かっていましたが、

道後温泉本館になにやら人の列ができているではありませんか。

 

入口に立っていた案内係のお兄ちゃんと話をしてみると、

8/20から9/末までコロナ感染拡大防止のため道後温泉本館は閉めていたそうで、

緊急事態宣言の明ける本日から感染対策を徹底して再開したそうです。

詳細こちらから➡道後温泉本館

 

現在入ることのできる霊の湯、男湯は最大10人(女湯は20人)の入れ替え制で入浴できるようです。

夜にでもまた来て入ろうと思ってるんやけどねーーと兄ちゃんに話すると、

今(夕方)なら待ち時間なく入場できますよ、夜や朝は混むと思いますし

明日土曜からはもっと混んでくるんじゃないですかねー、という話。

 

ホテルでひとまず落ち着きたかったんですが、兄ちゃんの素晴らしい呼び込みっぷりに

とりあえずこのままひとっ風呂浴びることにしましたw

空いてる方がやっぱいいしね。

 

 

 
 
脱衣所・浴場は撮影不可でしたが、そこへ行くまででも館内の風情を味わえます。
(ちなみに現在の修理中の道後温泉本館(神の湯本館)は1894年からのものだそうです)
入場が最大10人までといっても割と回転は速く、脱衣所と浴場に人がそれぞれ半分ずつ滞在して
たえずフル回転、といった感じで、今回道後温泉本館(霊の湯)のお湯をじっくり堪能することができました。

 

なお道後温泉本館でも特に有名な神の湯本館は現在修理中で令和6年に工事が終わる予定だそうです。

 

 

その後は道後温泉本館の目と鼻の先にあるホテルまで汗だくになりながらも到着。

ホテルの温泉はまた寝る前に入ることにして、さっそく晩飯を食べに街へ(ホテルは直前予約のため素泊まり)

フロントの方にオススメを聞いて、道後温泉の商店街にある「宇和島鯛めし 丸水 道後店」へ

 

 
 
 
みかんの果実酒を飲みつつ、宇和島鯛めし(朝採れ1本釣り天然真鯛)をいただきます。

ご飯はお櫃でたっぷりお替わりして。こりゃたまらんかったです。ごちそうさまでした。

 

 

 
 
暗くなってからの道後温泉の街中も散策。夜もまた素敵でしたね。
人通りは夜になると極端に少なくなりました。
 
ホテルに戻ったら高田潤騎手がTwitterのスペースでトークしていたので、約2時間それを聞いてから夜遅くに入浴。

宿泊客の皆さんはもう寝てしまったのか誰も来ないまま、広い湯舟を独占してのんびりできました。

 

 

 

 

10/2(土)

道後温泉7:37(伊予鉄道・路面電車)8:01JR松山駅前

今朝乗る伊予灘ものがたりが早い時間に出発のため、朝は6時に起きて温泉へ。

昨日買っておいたおにぎり2個とカップ豚汁の朝ご飯を食べて、

7時20分にホテルを出発し一路松山駅へ向かいます。

 

 

松山8:26(伊予灘ものがたり(大洲編)・グリーン席)10:27伊予大洲

松山駅の写真を撮ったり、最後の悪あがきでより良い座席が直前キャンセル出ていないか

みどりの窓口でチェックしているうちに、肝心の列車入場シーンを撮影しそびれるという大失態。

気付いた時には列車はもう入線済みwお客さんも車内へ入場済みでしたww

 

伊予灘ものがたりは2014年の運航開始から7年経ちました。

2両編成(グリーン車)の観光列車で、主に土日祝とその前後日に一日4本走っています。

元々普通列車を改造した車両ですが、老朽化そして車両のグレードアップのため

現在の車両は今年いっぱいで引退となるのが決定しています。

そして来春には特急型車両を改造した新たな伊予灘ものがたりが登場する予定です。

 

 
 
 
 
 
 
気を取り直して伊予灘ものがたりの写真を撮りつつ車内の指定された席へ。

座席が海側を向いている一人席は一両に7席ずつ計14席しかないですが、

最後のひとつを押さえることができてラッキーでした。

(コロナ禍以前は人気出過ぎて切符の発売と同時に問い合わせても買えるかどうかの貴重なチケットでした)

 

 

 
 
出発時は松山駅の方々の盛大なお見送り。
列車は伊予市駅までは住宅地のなかを走りますが、予讃線の愛ある伊予灘線区間に入ると景色が一変。
海沿いを走る列車から見える瀬戸内の絶景区間が続きます。
 
今回私は車内でいただける予約制の食事(大洲編はモーニング的なメニュー)は注文しませんでしたが、
この景色を眺めながら食事もいただけるなんて至福の時でしょうねえ

 

 

 
 
 
さて、海に沿って走る愛ある伊予灘線の途中にあるのがかの有名な下灘駅。
鉄道好きの方でなくてもご存じかもしれませんね。
ポスターやドラマ、映画のロケ地としても有名です。

伊予灘ものがたりはこの下灘駅で下車することができます(乗車した大洲編は停車時間8分)

 

停車時間の間に、駅と列車と瀬戸内海の写真を撮るのも良し、

綺麗なお姉さん(列車のアテンダントさん)との会話を楽しむも良し。

様々な楽しみ方ができるのもまたよきです^^

(アテンダントさんには掲載許可いただきました🎵)

 

 

 
(↑音量注意)
 
沿線随一の絶景ポイントでの撮影タイムや

列車走行中も各所で沿線住民の方々からたくさんのお手振りでのお見送り。

途中の五郎駅では名物たぬき駅長さんたちにも盛大にお見送りしていただき、あっという間の約2時間。

終点伊予大洲駅に到着です。

 

 

(12月27日のラストランへ向けてのヘッドマークも)
 

伊予灘ものがたり、噂に違わぬ景色とおもてなしで非常に楽しく過ごすことができました。

これはやはり何度でも乗りに来たくなりますね!!!

伊予灘ものがたりの新車(特急型改造車)がデビューしたら乗りに来ると思いますが、

これまたなかなかチケット取れないんでしょうね~

 

 

ここからは特急宇和海に乗り換えて宇和島へ向かいますが、

長くなったので次回に続くw