2枚目のフルアルバム「それでも朝は来る」への思い | 【水戸っぽBlog】

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水戸っぽとは、水戸の三ぽい、【理屈っぽい、骨っぽい、怒りっぽい】または、【理屈っぽい、怒りっぽい、飽きっぽい】から来ています。その他、水戸生まれの水戸育ちの人間を【水戸っぽ】ともいいます。水戸っぽ深川隆成の日々の気持ちを綴っています。



「それでも朝は来る」は、

元々は、昨年5月のサントリーホール公演が終わった後、

来年のサントリーホール公演には新たなアルバムを作って行おうと思って、直ぐに準備して、ライブデビューしてから歌い込んできた曲を厳選してリハーサルをして6月末に一旦レコーディングした事が始まりでした。


ところが、7月に各曲の著作権許諾申請をしてみたものの、一発でOKが出たものは僅か一曲。ほぼ門前払いが数曲。あとは日本の代理窓口を通過しても音沙汰なし。


この為、8月、10月、12月、1月、2月、4月と何度も曲のレコーディングを追加していき、30曲のレコーディング。


その中から、ミニアルバム3つとフルアルバムの「それでも朝は来る」を4月から毎月出していく事と致しました。合計19曲。


しかし、沢山付け足してきた曲の中から厳選したアルバムとなったお陰で、とてもクオリティの高いアルバムが出来たかと思います。


今日、「それでも朝は来る」の在庫が自宅に届きました。










ジャケットの出来も素晴らしい雰囲気のものになりました。


ライナーノーツは、元ジャズ批評編集長で現在フリーライターとして米国最大最古のダウンビートに日本人唯一の執筆者でもある原田和典さん。ブルーノート東京に海外から有名な方がお越しの際には、その場にいるかの様な雰囲気で音まで文章から醸し出してくる様なレポートを書かれてもいらっしゃいます。

原田和典さんは、最初のフルアルバム「時の流れ」の時に故瀬川昌久先生からの紹介でライナーノーツを手がけてくださいました。

今回二回目ですが、昔から私をよく知っているかの様な、そして曲の雰囲気が文字から浮かび上がる様な文章に引き込まれます。


CDの良さは、ライナーノーツが読める事と言っても過言ではありません。


数十枚を先ず、初回出荷で指定倉庫にゆうパックで送ってきました。



あとは、追加注文が来るたびに少量ずつ、出荷です。


今回のアルバムが

世に出るまで、なんだかんだで一年以上かかりました。


家に帰ってしばらくして、明日21日発売のジャズジャパンが、一日早く我が家に送られてきました。




レコード・レビューの特集記事では、全体の7番目。「それでも朝は来る」にページ半分使われています。

私が、アルバムに込めた思いや、曲を並べて起承転結の物語にする取り組んだ意図を感じてくださり、渾身の力作と御評価頂き、素直に嬉しいです。




何十作とCD紹介がある中で、写真と収録曲だけの取り扱いも多い中、有り難い限りです。


そして、特集記事もカラー4ページ。




私の思いを代弁して頂き、感謝致します。

インタビューが1時間の予定が盛り上がって、3時間弱お話をさせて頂きましたが、気持ちが伝わったのだと思います。


勿論、最初にレコーディングした音源を送って、記事になるかどうか御確認を頂くお願いから始まったのですが、そこまでして頂けたのは有り難い事です。


七転び八起きでしたが、このアルバムにかけてきた甲斐があった気になりました。


もっとも、これからしっかり宣伝して、より多くの方々に知って頂き、聴いて頂く事が大事。


ここからが、真のスタートです。