人と人とは助け合い | 【水戸っぽBlog】

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水戸っぽとは、水戸の三ぽい、【理屈っぽい、骨っぽい、怒りっぽい】または、【理屈っぽい、怒りっぽい、飽きっぽい】から来ています。その他、水戸生まれの水戸育ちの人間を【水戸っぽ】ともいいます。水戸っぽ深川隆成の日々の気持ちを綴っています。

日曜日は、お昼から六本木のAll Of Me Clubで jazz Word 副編集長で歌手の髙山惠子さんの誕生記念LIVEでした。

髙山惠子さんには、とてもお世話になりっぱなしです。
私がライブデビューした時、2016年から色々と記事にしてくださったり、その年の9月にNYに行く前に現地のお知り合いにご紹介くださいました。お陰様で、NY滞在中は毎日ライブハウスで飛び入りで歌う事が出来ました。
その後も、大きなライブを行ったり、CDを出したり、歌でのアフリカの学校支援活動を記事にして頂いたり、目をかけて頂きました。
人が何かをする時に、協力してくださったり後押しをして頂く人がいる事で、力は余計に大きく発揮できるものと思います。
有り難い限りです。
前日土曜日は自分のLIVEが銀座シグナスでありましたが、茨城の家に一旦帰ると次の日の朝また早起きして六本木に昼行くのは大変辛いものがあります。
予算的にホテルをとると足が出ますが、自分の体調も崩さないのと遅刻しないでいく為にも、銀座シグナスの近くにホテルをとって宿泊する事にしました。
一泊する事で、母を一人にしてしまう方が心配でしたが、なんとかなると思って、今回は弟に来てもらう事は頼まずに出かけてみました。




土曜日のシグナスを終えて、僅か1分程のホテルに宿泊。



そして、余裕を持ってお昼前に六本木へ。



All Of Me Clubへ。

席は割と前の方をご用意頂きましたが、縦長のお店で座りきれないほどの満員の店内は熱気で包まれていました。

ジャズワールド編集長で日本人ジャズプレーヤー最高齢で今年96歳になるビブラフォン奏者である内田晃一さん。元気溌剌に演奏されていました。




私は59歳。それを考えれば、まだまだ私は若僧ですし、やらなければいけない事も学び続ける年数もあると思いました。もちろん、その分、伸びしろも沢山あると希望も持てました。


髙山惠子さんのラテンの歌の数々も表現力豊かで、素晴らしい曲の数々でした。



そして、ゲストには日本を代表するラテン歌手で日本ジャズボーカル大賞受賞者でもある、やまもときょうこさん。



2017年に交通事故で全身打撲や腕の複雑骨折や前歯が全部取れてしまったりと大変な事になりながらリハビリをしてまた歌われて、海外でも活躍されていらっしゃるやまもとさん。



2017年に交通事故に遭って間もない時に髙山さんのバースデーライブのリハーサルに複雑骨折をした左手腕を吊って松葉杖をつきながらお越しになって髙山さんをビックリさせたとの事。その後に手術を受ける事になってしまって結果的に本番には出演出来なかったそうですが、そのプロ根性には脱帽されたとの事。


浜崎あゆみさんが骨折をおしてコンサートを行い、終わった直後に倒れて救急車で運ばれたエピソードを思い出しました。

歌手は、骨折をしても病気でも伝染病では無い限り、笑顔で人前に立って夢を売る。

正に、体現されていると思いました。

かくいう私も、やまもとさんほどではありませんが、追突されて車が全損になる交通事故に遭い、頚椎捻挫になった数日後、ステージに立った事がありました。


色々と共感する事もあり、勉強にもなり、刺激的なライブでした。


夕方4時頃にライブ終了。


土日泊まりがけで東京に出かけていたので、母が心配で、真っ直ぐ帰宅。

6時過ぎに家に着くと、いつもは昼寝からまだ起きていないくらいの母は着替えて待っていました。

「ちゃんと帰ってくるか心配だったから」

と、母。

2年前に交通事故に遭ってから暫くは、私が出かける時には無事に帰ってくる様にと昼寝せずに待っていた母。
最近、日帰りで出掛ける時には、気にせずに昼寝していたのが、今回は違いました。

そして、最近よく間違っていた昼寝の後に朝と勘違いする事もなく、帰りを待っていた事にも驚き、嬉しく思いました。

そして、いつもの特製甘辛生姜焼きを母に御馳走しました。



更に驚いた事に、月曜日はゴミ出しの日だったのですが、生ゴミを入れるボックスの上に、ゴミ袋をかけてくれました。
母は力が出ないので、私がいれるのですが、せめてゴミ袋を用意するのはお母さんの役目だからねと母。

ここ2週間、曜日の感覚が無くなってしまい、ゴミ袋の用意を忘れていた母。
しかし、心配する事で気持ちがしっかりしたのでしょうか?




いずれにしても、良い事でした。

母にとっては、息子と過ごす何気ない日常が全て。
その大切なひと時を安らぎの毎日として過ごしてもらいたいものです。

この前の長野山梨ツアーの時は、2日間の宿泊で3日家を空けたので弟に来てもらいましたが、1日だけでしたので、今回は母一人。大丈夫かなと心配でしたが、一安心です。

そういえば、2泊3日の長野山梨ツアーの時、片道二百数十キロもある長距離の為、私は運転しないで済ませて頂きました。
交通事故に遭ってから、60キロ離れた水戸にレッスンに行く為に運転するだけで30分くらい腕を上げていると左手が痺れる様になってしまって途中のサービスエリアで休憩する様になっています。
事故に遭う前には、盛岡でライブがあった時には、約500キロで6時間以上を演奏メンバーを乗せて私一人で2回だけの休憩で運転していました。今は、とてもそんな事が出来ないので、今回は逆になりました。
これも巡り巡って助け合い、チームワークですね。

人は一人では生きてはいけませんね。
人と人は助け合って社会が成り立つもの。
身近で大切なものと思う行いを少しでも多くしていく事が毎日を過ごしていく事で大切な事なのだと思います。

常に感謝の気持ちを忘れずに、お互いが支え合う事が積み重なって世の中は回る。それが大事。

私の歌声で、一人でも多くの人が和めます様に、喜んでとらえます様に。力が湧きます様に。
内田晃一さんの様に、どれだけ歳を重ねても、潑剌と音楽に身を投じていたいものです。

色々と感じた先週末でした。