愛しい我が子(Danny Boy)に込めた思い | 【水戸っぽBlog】

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水戸っぽとは、水戸の三ぽい、【理屈っぽい、骨っぽい、怒りっぽい】または、【理屈っぽい、怒りっぽい、飽きっぽい】から来ています。その他、水戸生まれの水戸育ちの人間を【水戸っぽ】ともいいます。水戸っぽ深川隆成の日々の気持ちを綴っています。

Danny Boy は、エルビス・プレスリーが晩年煌びやかな衣装の時にステージで歌ったものが一番知られているかと思います。





元々はアイルランド民謡の「ロンドンデリーの歌」というものから、Danny Boy という題名の曲になったものが今では一番歌われていると思います。


アイルランドは昔からずっとイギリスと戦争を繰り返して来ました。

戦地に行って未だに帰って来ない息子を待つ母の思いを歌詞にしたとされています。

それでも、プレスリーに代表される様に、男性歌手が歌う方が多い様です。

そして、音程も演奏曲よりは低く歌われて来ました。


今回、私はあえて演奏曲と同じ高いキーで母が子供を思う気持ちを代弁して歌おうと思いました。

そして、アイルランドの原風景を思わせる

O Danny Boy, The Pipes The Pipes  are calling.

From Glen to Glen and down the mountain side

ああ 可愛いダニー。パイプの響きは谷から谷へそして山の麓へと呼んでいるよ。


というところを


故郷の歌は待つよ

山から谷、川へと


としました。


そして、これは故郷茨城をずっと離れて、何に盆暮しか帰れず、親孝行出来ないままスキルス性胃癌で亡くした父への鎮魂歌としても歌わせて頂きました。


なかなか可愛い子供と会えなくなる人、なかなか親元に帰れない人も世界中に沢山いると思います。


そういった思いも込めて歌詞を作りました。



故郷の歌は待つよ

山から谷、川へと

夏が過ぎ花枯れても

あなたは帰れない

戻って夏の草原に

帰って冬の原に

眩しい日も暗がりでも

愛しい我が子 ずっと待つ


花が朽ち 枯れ落ちても

この命尽き果てても

あなたはきっと会いに来る

私の眠るこの墓に

帰って来ておくれ ここに

土の中でも分かる

安らかに眠りながら

あなたの帰るその日まで


※今は、父の分まで母に親孝行をと思っていますが、こういった寂しい思いをさせない様にとの気持ちも込めてはおります。