巡り合わせ | 【水戸っぽBlog】

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水戸っぽとは、水戸の三ぽい、【理屈っぽい、骨っぽい、怒りっぽい】または、【理屈っぽい、怒りっぽい、飽きっぽい】から来ています。その他、水戸生まれの水戸育ちの人間を【水戸っぽ】ともいいます。水戸っぽ深川隆成の日々の気持ちを綴っています。

2006年父の他界後、父の負の遺産を引き継いで私の人生は変わりました。
父の事業資金の担保であった当時水戸にあった実家を守る為に東京から茨城の工場に転勤させてもらい、実家から通い、私の給料から負債を返済して、母の年金でギリギリの生活をする毎日。
遊ぶ事なども、もっての外の生活。
ウルトラマラソンなどで遠征する資金も捻出出来なくなりました。歌が好きで、よくカラオケに行っていたのですが、それも止めました。
あそこで、遺産相続をせずに水戸の土地を売る自分が楽な方をとっていたら、今の私はいませんでした。
そんな中、カラオケでよく歌っていたWhat a wonderful  worldや Georgia on my mind などの日本語訳に目覚めました。
日本語でJAZZを歌って、それがCDや解説本になれば、収益を人類誕生の地アフリカの子供達の教育に役立つ様に支援し続ける仕組みができるんじゃないか?
と思った途端、今迄の趣味や遊びを捨てた自分がいました。
そして、10年間細々と気長に趣味で訳詞をし続けて、JAZZ ヴォーカルの中でも最大級の難曲の一つと言われているSpainの日本語訳が各地のセッションやライブの飛び入りで受けて、2016年4月6日の誕生日に初のワンマンライブの開催になりました。

自分の誕生日が、初ライブのオファーというのも巡り合わせと思えたものです。
その後、ニューヨークで公演しようとして資金が枯渇して諦めたり、色々ありました。
そして、背伸びせずに、先ずは自分の礎をしっかり見直してからにしようとしています。

自分で作詞作曲のアルバム「桜の季節」の収益をアフリカからアメリカに奴隷を送った港を持つ国、ベナン共和国の学校の支援が実を結んだのは、歌い始めてから4年半となった昨年9月でした。

その、支援活動をする方は、私の母校拓殖大学の先輩でした。
これも巡り合わせですね。




何事も、目標は直ぐには達成できませんが、長い目で地道に努力すれば、良い巡り合わせにも恵まれて、チャンスを掴めれば、きっと叶うものと信じて止みません。

そんな中、昨年は交通事故に遭いリハビリ中心の生活、更に早期退職。そして、世間はコロナウイルス禍で自粛生活。未だに、毎朝早く起きて午前中はリハビリに行く毎日。

後は、練習と音楽鑑賞の時間。

練習する事はライブ活動をしていたら集客など様々な事で疎かになりがちですが、今は練習に集中出来ますし、様々な音楽を聴く時間もできました。

これをどう活かすかですが、兎に角、基礎をもっとしっかり積み上げていく環境に巡り合わせたのかと思っています。

これからの自分を作る為の今。

それにしても、今日はJAZZ雑誌を買いに行って、同じ棚にあったピアノの教則本に目が留まり、ハマりました。

これも巡り合わせですね。

26ページ迄は、基礎的な知識や主旋律の右手だけだったので、割とスムーズに進んだのですが、その後が、今迄経験していなかった事なので、一苦労。



楽器の演奏者の方が、練習に打ち込むと時間を忘れて一晩中やって朝になっていたなどという話や、楽器の演奏と歌う事は脳の働きが違うという話は、なるほどとも思います。

取り敢えず、自分が歌って来た曲、歌いたい曲、ピアノでも弾ける様になる事を目指して、自分の歌を磨いていこうと思っています。

今じゃなきゃ出来ない事をみつけた気持ちがしています。