ピーターガンの演奏に辿り着くのに三年 | 【水戸っぽBlog】

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水戸っぽとは、水戸の三ぽい、【理屈っぽい、骨っぽい、怒りっぽい】または、【理屈っぽい、怒りっぽい、飽きっぽい】から来ています。その他、水戸生まれの水戸育ちの人間を【水戸っぽ】ともいいます。水戸っぽ深川隆成の日々の気持ちを綴っています。

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先週末、初披露したピーターガン。

漸く、ここまでは来たか、との感慨がありました。

一時、4部まで落ちた拓大アメリカンフットボール部ラトルスネイクス。
どん底から日本一目指して再建するんだ! お前は応援を頼む
みんながそれぞれのパートに分かれて日本一を目指そう!
とのアメフト応援を引き受けた時点で、甲子園ボウルでファーストダウンを取る度
にこの曲が流れる事をイメージしてきました。
吹奏楽部が曲を奏で、チアリーダーが躍動して観客を盛り上げる。

そんな光景に何年かかるか分からないけれど、先ずは自分独りから始めた拓大アメフト応援。

あの時は、一人しかいなかったので24時間走の後の疲労骨折後ギプスせずに行ってレントゲンに大きく折れた跡が残る事にもなり、痛みが引くまで相当時間がかかり昨年まで尾を引きました。
それでも、勝ち続け2010年12月の駒澤大学との入れ替え戦。
入れ替え戦の5日前にインフルエンザにかかり。宇宙遊泳状態で入れ替え戦に行き、病み上がりでも、立ってリーダーをする分には手の振りの動きも声も大丈夫と感じました。
後でYouTubeに投稿された映像にはゲッソリ痩せて黄土色の顔をしているのに活き活きしていた自分がいました。

苦しい時はたまに見て、あの時の感覚を思い出しています。一歩一歩頭に響く折れた足の甲におかまいなくで歩いて通い続け、ふらふらの状態でも声を張り上げて苦しくても頑張った瞬間は忘れてはいけません。

甲子園ボウルであの曲を流す迄は独りでも踏ん張らないといけないとの一年目が過ぎて
昨年はチアリーダーの方々の参加があり、一気に華やかになりました。
今年はチアリーダーの代表が吹奏楽部を口説き落として、吹奏楽部 の方々の協力を得て三年にして思い描いて来た形になりつつあります。

最初から上手くは行きません。
ピーターガンのYouTube映像を送ってこのフレーズでお願いします、と依頼したところ、

「楽譜が無いので、別の曲で構いませんか?」

との返事。

これは申し訳ないですが、絶対に譲れません。拘りが有ります!他の大学がやっていないオリジナルでチャンスを演出しないと意味が有りません。恐れ入りますが、
御了解願います。

と伝えて、お付き合いのある他の大学の吹奏楽部 にあるかどうか探してもらう事に。

それでもなくて、OB会の先輩の音大出身の娘さんを通じて探したのですが見つからず、先輩が購入されました。

そこから音源を作ってメールに添付して送ってもらいましたが、ワンテンポ入りが遅かったので、早く効果的に入る様に幾つか注文。
チアリーダーの方々にもメールを送り、個別に練習してもらいました。

音源を基に意見を交わして、チアリーダーと吹奏楽部の合同練習、アメフトOB会での説明と意見交換、当日の父母会も参加しての五部合同練習で最終調整。

その間、数か月があっという間に経っていました。

拓大アメフト応援の家族一体で作り上げたものです。

そして、拓大吹奏楽部の入った応援の時には、チャンスで必ずこれが流れて選手の背中を押して行きたいと思っています。

あれを聴くと、拓大!と浮ぶマーチの定番になり、拓大生の誇りをまた一つ増やせたらと思っています。

次の試合、11月11日日曜日、一時半、拓大八王子グランドでの帝京大学戦が今年最後のピーターガンを聴ける試合となります。

最終戦は掛け声中心の応援の予定。

何れにしても、まだまだこれから。
母校に誇りを持って熱心に声援する人間は大同小異。

先日の試合で一緒に応援して応援の呼び掛けをした、頼もしい後輩達を見て、少しずつ思い描いていた事が叶いつつある気がしています。

これからも、少しずつ家族の輪を広げて行きたいと思っています。