まさか、この様な問題で間違える人はいないだろうと思いながらも
「いや待てよ。これは引掛けで反対が正解だ!」
と裏の裏を考える人がいるものなのですね。
特に○×問題は正誤の確率は2分の1ですから、丁半バクチに近いきわどい判断が決め手になってしまいます。
第7回の後楽園での○×問題に、次のような珍問が出題されました。
問・紅衛兵で有名な文化大革命の頃、中国の信号は革命の色「赤」が進めだった。
解説
当時、勢いの有った紅衛兵が、赤は革命の色なので、信号も赤を進めにするように申し出ていました。赤は止まれで、青が進めは世界の常識。しかし、常識に囚われていたのでは革命は出来ないという言い分も解らないわけではありません。
多分、この様な申し出を受けた、中国共産党の内部でも意見は分かれた事だろうと推察できます。といって、若者たちの言い分を認めてしまっては、世界の常識を根底から覆す事になりかねません。世界の一員として、外国人観光客の混乱も予想されるでしょうね。
諸々を検討した結果、この申し出は却下され、その様な改革はなされませんでした。
勿論、答えは×が正解です。
面白いのは、この様な突飛な問題でも意見が2つに分かれる、それがウルトラクイズの問題の楽しさだったように思います。
要は、クイズ好きは疑り深い。
従って、常識の裏の裏を常に覗いているという事のようです。
確かに、通常では常識と思っている事が間違いだった、という問題も沢山ありましたし、それを探すのもクイズ問題の醍醐味ではありました。
クイズ問題は 素直じゃない、これが答のようです。