アメリカ横断ウルトラクイズで出題された問題を振り返ってみると、忘れていた知識を思い出す事があります。
私はすでに高齢者と呼ばれる年代に入っていますので、中学、高校あたりで習った勉強はすっかり忘れていますが、たまたま昔の問題を眺めていて、懐かしい名前を思い出しました。
それは第16回のアトランタで出題された問題の中にありました。
問・「万物の根源は水である」と説いた、古代ギリシャの哲学者は誰?
答・タレス(ターレス)
解説
古い時代の哲学者と言えばソクラテスを思い出しますが、タレスはそれよりも古い紀元前6世紀の人で、人類史上記録に残る最古の哲学者でした。
彼は哲学者の他、科学者、数学者、天文学者など数多い顔を持っていましたが、我々は中学校の数学の教科書で「ターレスの定理」として、彼の名前を記憶させられていました。
タレスはその他、水に関する理論や、世界を変える名言でも名前が出て来る、古代ギリシャの七賢人と呼ばれています。
彼は一体どのような名言を吐いたのか?
正解になった「万物の根源は水である」の他、
『外見を飾りたててはならない。美しさは生き方の中に現れる』
という言葉を残しています。
現代人の胸にもジーンと響いてくるような、鋭い名言ですね。
最近では、世界的に水不足が社会問題になるなど「水」が話題になっていますが、2,600年以上前に「万物の根源は水である」と言い切った賢人が実在したこと自体が驚きです。
ウルトラって、遊んでいるようで勉強になる 良い番組でしたね。
これ、手前味噌!