特にカリフォルニア州のモハーベ砂漠や、モニュメントバレー、レイクパウエルなどは何回となくクイズ地として訪れています。
そのような中でも、西部劇の舞台でおなじみのモニュメントバレーは、景色を見ているだけで、その辺からジョン・ウェインが馬に乗って現れそうな錯覚におちいるほど、西部劇ファンにとっては懐かしの場所でした。
この景色で欠かせないのは、メサと呼ばれる突起した台地でしょう。
この辺は太古の昔、海だったのだそうです。
だから、今でも砂地でアチコチで貝を発見する事が出来るのだそうです。
第6回でモニュメントバレーへ行った時には、2人の女性が敗者となり、罰ゲームはこのメサの上で、飲まず食わずで1泊2日過ごして頂くというものでした。
そこは、東京タワーよりも70メートルも高い、地上400メートル以上の台地なのです。
そんなところで、若い女の子が2人だけで夜を過ごして貰うなんて、危険じゃないの? と心配する人もいるでしょうね。
でも、治安に関しては全く安全地帯なのです。
なぜって、ここは断崖絶壁の高い台地で、浮浪者がやってくるような心配は全くありません。
又、野生の狼やコヨーテのような危険な動物も、登れないような絶壁の上ですから、そのような危険はありません。
ただ、若しかするとサソリやガラガラ蛇は居るかも知れません。
だから、その辺の注意事項は徹底して、お泊り頂くことになりました。
敗者のお二人さんはヘリコプターにのって、天上の別天地に向ったのでした。
実はその後、第何回だったか忘れましたが、このメサの上をクイズ会場にした事がありました。
その時は、スタッフ、挑戦者ともにヘリコプターに乗って、クイズ会場へ行ったのですが、後にも先にも全員がヘリコプターで移動したのはこの時しかありませんでした。
何故なら、撮影で使う機材もセットも全てヘリで運ぶのですから、手間も費用も膨大に掛かってしまいます。
しかし、それだけの事はあって、ちょっと味わえない景色の中で、クイズが行われたのです。
私も、以前からメサの上は一体どのようになっているのか興味がありました。
そこで、細かく観察したのですが、単なる天上の広場のような場所でした。
周辺の砂漠地帯と変わらぬ雑草が生えていて、高原の小さな花が咲いていました。
考えてみれば、高原ですから、高原植物があってもなんら不思議ではありませんよね。
日本だったら、別荘地として開発出来そうな絶景です。
でも、地上と結ぶ道路がありませんし、川も水も無いので、人が生活するにはとても無理な状況です。
これぞ、天上の別天地というのでしょうね。
罰ゲームを受けたお二人も、過酷だったとは思いますが貴重な体験ができたのではないでしょうか?