あれは第11回でのお話。
ワイオミング州といえばアメリカの中の偉大なる田舎。
奇怪な形をした岩山、そうです。
人類と宇宙人が接近遭遇するあの舞台となった山です。
ここでウルトラクイズは「ばら撒きクイズ」をする事にしました。
※「ばら撒きクイズ」とは問題の入った封筒を上空からばらまき、挑戦者はそれを拾って司会者のところまで持ってくる。中には問題が入っていないハズレもある。
となれば、ばら撒くのは空飛ぶ円盤(UFO)に乗った宇宙人が最適でしょう。
そこで宇宙人に出演交渉をしたのですが、彼らはガメつくてギャラが折り合わず。。。(ウソです)
あまりにお決まりすぎるパターンという事もあって、この案はNG。
そこで、今回は上空からではなく、ご当地のインディアンの皆さんにクイズ問題をばら撒いてもらう事にしました。
彼らに交渉すると
「ハイハイ、馬を走らせ、クイズ問題ばら撒く。問題なーい。馬、モチロン沢山いるね。まかせる。OKよ」
という事で気持ちよく了承してもらったのです。
そして当日、彼らは西部劇の戦士のスタイルで、ずらりと勢ぞろいしてくれました。
彼らは西部劇と同じように、馬には鞍を付けず裸の馬に跨っています。
「鞍が無くて落馬しませんか?」心配したスタッフが声をかけると
ところが、馬が草原を走り出すと、インディアンのお兄ちゃん達が、馬からコロコロと転げ落ちるのです。
それも一人二人ではなく、次々と落ちてしまうではありませんか?
打撲、捻挫、骨折と現場は大混乱となり、どうにか撮影を終えました。
そして聞いてみると、
「裸の馬、ご先祖さんはみんな乗っていた。僕たち初めて。
だけどそんな事言えなーい。
これ難しいね。
インディアン嘘つかなーい」
という事でした。。。