今日は、本当は、この連休中の東京での最後の散歩の様子を書き留めておきたかったのですが、ちょっと事件があったので、そちらを先に書きます。
今日の夕方散歩は雨の中、池でした。
でも、ヘリコプターが飛ぶ音がずーっと聞こえてる。
見ると、山の近くの矢印のところに
ヘリコプターがほぼ一カ所にいます。
ホバリングって言うのかな?
こんなヘリ。
田んぼをぐるっと廻るコースをとって歩いくと、途中で、背広を着た男性4人が乗った乗用車が通り過ぎる。
そして、池の田んぼの奥の『伊豆高原花しょうぶ園』の駐車場に消防車が。
ありゃ、これは事件だわね。
ヘリコプターはその後、矢筈山をぐるっと回って飛ぶ。
誰かが下に落ちて、それを探しているのか。
でも、この山を上から見てもなんにも見えなさそうだけど・・・。
この時間のニュースはこちら
『3人は神奈川県から矢筈山に訪れた知人同士で、午前に入山。午後2時すぎに「登山中に1人がはぐれてしまった」と警察に通報しました。行方が分からなくなっているのは男性で、警察と消防が捜索にあたっています。』
ですって。
以下は、今日、地元のおじさん達と話したことなのですが。。。
矢筈山は標高が1000m以下の一見低い山です。
(私は行ったことがあります。)
でも、ちゃんとしたしっかりわかる道が通っているわけじゃなくて、ちょっとはずれたら迷子になりますし、とにかく急斜面。
(日本の山はどこもそうなんじゃないでしょうか。)
そして、伊東では13日から14日午前中まで、
大雨警報
が出てたんですよ。
市街地でも大雨なのに、山の上は想像よりずっと多く降るんです。
それに濡れた山は滑る。
伊豆の降水量は日本屈指の量。
しかもこの人、犬を連れていったというじゃないですか。
(大きい犬らしいと聞きましたけど、真偽は不明。)
道はわからなくなり、滑るし、犬もいる。
それに3人で登っていたのに、なぜ行方不明になるんでしょう?
『きっと、みんな山はよく知ってるから大丈夫って、離れてたんだろうね。
もし、滑落しても、一緒にいれば場所もわかるし、捜索も早いのに。
山を甘く見ちゃいけないんだよ。
そこが初心者だね。』
とは、地元・池の山ならお任せのおじさんの弁。
その通りだ~。
こんなんじゃ一緒に行く意味、ないよね。
捜索は3時頃には始まっていたらしく、わさび田辺りに救急車も待機していたと言います。
私が散歩を始めたのは4時半です。
まだ見つかっていませんでした。
カイとさくらが鳴沢川沿いを歩くと、消防団の人が3人付いてきてました。
これは、山伝いに隣の山に入ったことを想定して探していたんだろうということです。
鳴沢川を覗くカイ。
ヘリコプターも、救急車も消防車も、消防団の人たちも本当にお疲れ様です。
たくさんの人たちに心配と迷惑を掛けることになりますよねぇ。
山で道を見失うことはとても簡単なのに、地元の人でもないし、毎日登っている人でもないのに、なんだって大雨の直後、道も濡れていて景色も変わっている可能性がある(倒木など)山に入るのかなあ・・・?
(それも犬連れて!
イノシシのいる山に!)
おじさんは、
『無事に見つかるかどうかは、低い山だからって馬鹿にせず、どれくらいの装備で入ったのかにかかってる。
雨合羽や食べ物など、持っていると良いけど。』
と言ってました。
(そのとき5時半過ぎ、暗くなってくる頃で雨降ってました。)
その後、午後7時過ぎのニュース配信で、その男性が無事に発見されたと報道がありました。
矢筈山の山岳遭難 70歳男性を無事発見「犬が下りられる道を探していた」
無事だったのは良かったです。
ですが、経験豊富な年齢なのだし、自分の予定より天候重視で山に入ることはできないのでしょうか。
無事に見つかったから全国ニュースにならないだけで、きっとこういうことは日本中であるのかもしれないけど、自然を甘く見ちゃダメですよねぇ。。。
人間って足が2本しかないのに、よく滑ってるのに、雨の日に山に入るって危ないんじゃないの?
アタシだって行く気は起きないけどな~。 (さくら)
そうだよね~。
滑ってるのは、ママだけかもしれないけど。