馴れ親しんだ道を歩くと,昨年度まで豊かな水田だった所が様変わりしていました。今年度は米作りをしていなかったのです。
昨年度,一家総出で稲刈りを楽しそうにしていた様子が思い浮かびます。雀除けに,黒いビニールで作った烏が風になびいていました。獣除けの高圧線もまだ新しく,農業を堅実に守っていることを感じていた水田でした。
しかし,今年はここから見える範囲全て水田では,なくなっていました。この一年で雑草が生い茂りました。この土地でまた米作りをするのでしょうか・・。もう手離してしまうのでしょうか。
畦道は今年も草刈りをしているので,地主の方はこの地を気にかけていることがわかります。
もしかすると,一年間をおいて,来年度「だて正夢」でも生長させるのでしょうか。
僕には,この便利な人口密集地から豊かな水田が減るように思います。一年手をかけず置いておいて空白としたら,また再スタートなんて苦労の連続のように思えるからです。その営みが本当に好きで必要ならば着手するかも知れません。どうなっていくのでしょう。
生出のヨークタウンがあっという間に出来上がっていったように,水田が様相を変えるのは早いものです。
この土地がこれからどうなっていくのか見届けることはできないかも知れませんが,人とともに成長してきた農業は,世代が変わり方向転回をしていくのだろうと思います。見切りを着けるのか,しがみつくのか,発展させるのか,改良していくのか,地主の方の思い次第なのだろうと思います。
僕の小さな夢は,ここの用水路でザリガニ釣りをすることでした。今日も濁った用水路にザリガニがたくさんいたので,すぐにでもできるかも知れません。でもこの寒い時に,ザリガニ釣りをすることはないかなと思います。
来年度水田を見ながら,ザリガニ釣りをしたいものです。