霜月となり 霜が降りる前に芋掘りをしなくてはと毎年思います。
 昨年は,我が家の庭にもサツマイモの苗を植え,とても大きな芋が収穫できました。
 芋だけではなく,へちまも風船かづらも育ちました。

 震災後の今年度は,町内会新聞を手がけていることもあり,・・(いいわけ)休日に庭仕事をしませんでした。
 土は買ったのに・・未だに雑草のみです。ただの荒れ地といっていいでしょう。

 根茎の植物を収穫する時期を人間はどうして知っているのでしょう。
 不思議なことがありました。
 もう一昔も前のこと。
 障害をもって生まれ育ったHちゃん。細々と植えていたサツマイモの畑を突然掘り出しました。
「あっそろそろ収穫の時期だ。」と思い,芋掘りをすることにしました。彼と一緒に掘ってみると,ちょうど採り頃だったのでしょう。大きなさつまいもがごろごろとでてきました。

 彼は,誰からも教えられていないのに,収穫の時期を知っていたのだと思わずにいられません。
「いもの声が聞こえるんだ!」と思ったものです。


 今日のある場所での芋掘り。芋の声は聞こえませんでした。掘ってみると,あまりにも少ない収穫!
 申し訳ない。芋の声も人の声もまだ聞き出すことができないなと改めて思いました。Hちゃんにバカっていわれそうです。