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映画「正欲」を見た

だけど消化不良で終わって

モヤモヤするので、図書館で原作を予約してたら

ちょうど昨日、手元に届いた


映画ではカットされたのか

初めから端折られたのか

背景がすっ飛ばされていたりして

これは、元々の筋書きを知るべきと思った


次に見た「流浪の月」でも

全く同じ現象が起きてそっちも

本を読むか…と思っているけど

多分、一度にそんなに読めない


映画やドラマでも最近集中力が続かなくて

途中で見るのをやめてしまう事が増えたのに

文章を読むとなると、もっとハードルが高い


電灯をつけたくないので

自然光の中で読まないといけないから

日中、お昼寝などもしてなくて

読もうって気持ちになってないといけない


しかもこの本は人気で、次に待ってる人がいるので

貸出期間が延長できない


最近、英語で作品を見るのも辛くて

(私は、英語圏の作品は、必ず字幕で見たい派)

邦画や日本のドラマを探している中で

消去法で選んだ作品だった


日本の映像作品は

作中に矛盾や疑問が出るものが多くて

没入できにくい


そういうのがあっても

最後まで見られる作品もあるんだけど

人の心の機微を無視したり

ご都合主義で展開していくと

置いてけぼりになる


なので映画で見て、これは原作を読むべきだなと思うこともある


映画には時間的制約があるから

端折られる部分があるけど

自分的にそこを端折られると

気持ちよく楽しめないってことがあるのと

理解に苦しんだまま止まってしまうので

それを解消したくなる


これは邦画に限らず

最近見た中では、デビッド・フィンチャーの

「ドラゴンタトゥーの女」でも

端折りすぎてて、続けて「ミレニアム・ドラゴンタトゥーの女」も見た


その結果どちらにも良いところと

足りないところがあって

結局、原作を読まないとダメかぁ

ってなってる(あまり読む気はしてないんだけど)


原作より、映画の方が圧倒的に良かった

(個人の感想)のは、「容疑者Xの献身」


これは映画を最初に見て、ハマりすぎて

原作が読みたくなって

読んでみたら、圧倒的に映像の方が良かった


まず個人的に、文章が合わなかったのと

映画では作品の構成を入れ替えてあって

それが良かった


筆が走るという言葉があるけれど

読む方にも、読書が走るってあると思う


読み始めからすぐに、世界観に引き込まれて

文章(書き方の癖とか)に邪魔されないで

スルスル進む文(好みとか読みやすさの相性が良い感じ)

ってあって、合わない作家さんのは

設定も筋書きも良くても読み進めるのが

しんどくなる


昔から漫画でも、絵の癖が邪魔して

読む気にならないってことがある


アニメ作品でも


それだけが理由で見られてないものがあって

勿体無いなとは思うけど

人と人でも気が合う合わないがある様に

作品にも内容とは違う部分で

合わないものがある


ハマったものは、何年でも覚えてて

しばらく経つともう一度見たくなったりもする


そしてやっぱりハマるものと

昔、あんなに好きだったのに

今見ると「あれ⁉︎」ってなるものがある


展開の早い作品に慣れすぎて

間延びして感じたり

子供の頃は夢中で見られたのに

はまらなくなってたり


自分が変わったのか

時代が変わったせいか

思い出補正でよく思いすぎてただけなのか


30年40年経ってても

やっぱり変わらず良いと思うものもある


洋画(特にアメリカ制作)だと25年前位から

15年前位のものに好きなものが多い


逆に邦画は、遡るほど少ない


いわゆる名作と言われる古い映画も

見てこなかったので

もしかすると私は偏っているかも知れない


親に映画を見せてもらう習慣もなかったので

(親や家族と映画に行ったことが一度も無い)

自分で見にいく様になってからしか映画に触れてない


音楽も同じで、親が好きな音楽を聴かせるとか

家で音楽が流れている家庭じゃなかったので

思春期に自分でハマってバイト代でCDやレコードを

買うまではTVから流れる歌謡曲とか

サントラとかクラシックを街で

それとなく耳にしているってレベルだった


童謡とかポンキッキの歌(番組内でかかる曲で

BGMとかエンディング曲とかも)はよく覚えているし

アニメの主題歌とかも

今でも歌詞を見ずに歌える


私の世界観は高校生以降で

急速に拓けていった


それまではあまりカルチャーに触れてこなかった人生かも


自分で手に入れることができなかったので

人からの影響が大きい


子供の頃は習い事とかもしたことがなかったので

本当に色々なことを知らないまま

大人になったなぁと思う


大人になる過程で急速に乾いたスポンジが

水を吸うみたいにしてあたらしい世界や

価値観をたくさん吸収した


私の世代だとそれは、そんなに珍しいことでは無いけど

もしも子供の頃にもっと色々触れていれば

今頃大きく違った世界にいるのかなぁ

と思うこともある


今は逆に、引きこもって外に触れない生活が続いていて

子供の頃以上に閉じた世界に居るかも


それまでが人と多く接する日常だったので

今は今で未知の体験をしているんだけどね


どうして今こういう時間が自分に与えられているのか

いつか腑に落ちるとか意味を感じる時が来るのかな?


世の中も、物質的豊かさや何かを手に入れることに

夢中になってきた頃から、今は過渡期で

違う価値観に分岐していってる


季節の変わり目と一緒で

1日、2日で変わらないし

変化の中では、体調が崩れたり

今までの自分ではいられなくなっていってるかも知れない


これまであまりスポットが当たらなかった事に

みんなの目が向いたり

価値観は変わっていってる


今は、これがマイペースなのかもなぁ


とりあえず、読めそうかどうか

わかんないけど、本を読んでみようかな


そういえば本も読まない子だったので

(そういう文化がなかった)

この病気をして、この10年が人生で

1番本に触れているかも


思春期は音楽、20代は映画、40代は本て

感じ


30代は、ワンコかな


やっぱり私自身の人生にも大きな周期で

括りがあるのかなぁ


30代は「移動」もあるな


車でしょっちゅう遠出したり

引っ越しも多かった


40代は「病院」とか「病気」もあるかぁ


この先5年、10年経った時

またこういうライフステージやサイクルだったなって

なってるのが見当がつかない分、楽しみでもあるし

早く時間が経って欲しい様な気もする