【戦略・戦術 05】 危険な牌と安全な牌(2) | ★ハッピーメーカー★こうたろうブログ

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前回の記事で、聴牌しているであろう相手に対する
危険度の少ない牌は、以下の通りだと書きました。

1.相手の現物牌
2.4枚目の字牌
3.3枚目の字牌
4.壁の外にある数牌
5.1枚以下しか見えていない字牌
6.相手の捨て牌のスジの牌
7.スジでない数牌

この記事では、それぞれについて詳しく説明します。


1.相手の現物牌

現物牌とは、相手が捨てているのと同じ種類の牌
ということです。

フリテンは出上がり出来ない
というルールがありますので、現物牌で振り込みとなる
心配は全くありません。

もし、上がられてしまったら、相手のチョンボとなりますので
点棒を払うどころか、逆にもらえてしまうのです。


2.4枚目の字牌

4枚目というのは、自分が持っている数と、
場に捨てられている数を合わせての数です。

麻雀の牌は、1種類につき4枚しかありませんので、
4枚目の字牌を待ち牌にすることは不可能なのです。


3.3枚目の字牌

3枚しか見えていない場合は、単騎待ちの可能性が
ありますので、完全な安全牌ではありませんが、
ほとんどの場合は、上がられることはないでしょう。

但し、戦法として最後の1枚の字牌を待つ、
通称 「地獄待ち」 というのがありますので、
相手が、混一色や七対子を狙っている場合は
注意しなければなりません。

また、相手が三元牌のうち2種類を副露している場合は、
いくら3枚見えていても、残りの1種類は危険度大です。
小三元を狙っている可能性が高いですから。


4.壁の外にある数牌

壁というのは、ある種類の数牌が、4枚見えていることを
言います。
例えば、3ピンがカンされていたら、


123ピンの順子を作ることはできません。

もし、1,2ピンを使うとしたら、対子または刻子にするしかない
わけです。
1,2ピンが字牌のようになっているのです。

この状態であれば、1,2ピンは上の2,3の条件に照らして
安全度を判断することができます。

つまり、4枚目の1ピン、2ピンは待ち牌にすることができないので
完全な安全牌、3枚目の1ピン、2ピンはほぼ安全牌ということです。

ここでの壁は、2,3,7,8に限られることに注意してください。

例えば、4ピンが4枚見えているとしても、
1,2ピンを持っていて3ピンを待つ
1,3ピンを持っていて2ピンを待つ
2,3ピンを持っていて1,4ピンを待つ
ということができますので、壁の外側は安全度が高い
とは言えないのです。


5.1枚以下しか見えていない字牌

1枚以下しか見えていないので、単騎待ちだけでなくシャンポン待ちも
あり得ます。
あまり安全とは言えず、数牌よりはマシという程度です。


6.相手の捨て牌のスジの牌

待ち牌は多い方が有利ですから、基本的には両面待ちを目指して
手牌を作っていきます。

相手が両面待ちの聴牌だと仮定した場合に限られますが、
例えば、4ピンが捨てられていたら、1ピンと7ピンは安全です。

何故なら、両面待ちで、1ピンや7ピンの待ちを作った場合、
どちらも、4ピンも待ち牌になるからです。
待ち牌の4ピンを捨てている場合は、フリテンですから、
相手は上がることができません。

   
相手が4ピンを捨てていたら、これらの待ちはフリテン。

同様のことが、「1,4,7」「2,5,8」「3,6,9」の
それぞれについて言えます。

ここで注意しなければならないのは、
1が捨てられていても、4,7の安全度が高いとは言えないこと
です。
1ピンが捨てられていても、4,7ピン待ちであればフリテンには
なりませんから。

スジにより安全度が高くなるのは、

4が捨てられた時の、1、7
5が捨てられた時の、2,8
6が捨てられた時の、3,9

1と7が捨てられた時の、4
2と8が捨てられた時の、5
3と9が捨てられた時の、6

これらのパターンです。


スジだからと言っても、完全に安全ではないことを
知っておいてください。
数牌の待ち方には、
単騎待ち、シャンポン待ち、カンチャン待ち、ペンチャン待ち
もありますので、スジが通る(当たらない)とは限らないのです。

「引っかけ待ち」としてわざとスジで待つという戦術も
ありますので、油断してはいけません。

特に、

のような、カンチャン形が2つ複合した「リャンカン形」が
最後まで残った場合、6ピンを捨てて3ピンで待つ
ということはありがちです。

こんな場合には、6ピンを捨ててリーチをかけることも多く、
「即引っかけ」と呼ばれています。


7.スジでない数牌

これはもう、安全であるとか危険であるとかいうものでは
ありません。
振り込みとなる覚悟を決めて捨てる牌です。

実戦では、捨てられている牌と、自分の手牌を見て
比較的、待ち牌にされていなさそうなのはどれか
と考えながら捨て牌を選択します。




間違えてはいけないのは、前回と今回の記事は、
相手に振り込まないことを第一目標とした場合
考えるべきことについて書いてあるということです。

振り込まないことを考える場面もありますが、
いつもそればかりでは、勝つことはできませんし、
麻雀が楽しいものではなくなってしまいます。

基本的には、毎回上がるつもりで打ってよい
と思います。
ですが、相手に先行されてリーチをかけられる
こともありますから、その時にどう対処するのか
を考え、あくまでも上がりを目指すか、一歩後退
するのかを決めます。

後退すると決めた場合に、どの牌を捨てたら良いのか
というのが、前回と今回の記事です。