美味しんぼ騒動の原因は、年間 1mSv の除染基準にある | ★ハッピーメーカー★こうたろうブログ

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「美味しんぼ」が物議を醸していますね。

私は、この騒動の原因の一つは、
年間 1mSv 以下の除染基準にあるとみています。

この基準が高過ぎる(数値が小さ過ぎる)ために、
「福島には住めない」という発想になるのだと思うからです。

日本中の人々が、放射能に対して、もっと寛容にならなければ
福島は本当に住めない場所になってしまうでしょう。

年間 1mSv基準の除染を完了するには、
時間とお金がかかり過ぎます。


によると、

2012年4月の改訂時に妥当性が確認できた最新の値として、INNERVISION2010年6月号「特別報告・医療における放射線防護」での、精密検査のデータをまとめた報告に基づき、胃のX線検診(1回)」の値として3 mSv 程度を採用することといたしました。

とあります。

会社員なら、年に1回検査を受けることも多いと思われる、
バリウムを飲んで検査するアレ、1回で 3mSv の被曝量だそうです。

日本の自然界からの平均的放射線量は、年間 2.1mSv ですから、
年に1回検査を受ける人は、2.1 + 3 = 5.1mSv の被曝量となります。

これに加えて、年間 1mSv までしか許容できない、
というのは、私には基準値が不必要に低いと感じられます。

もし、1mSv以下でなければ健康被害が生じるというのであれば、
CT検査を受けた人などは、次々に病気になっているはずですが、
寡聞にして、そういった話は聞いたことがありません。


同じく、放射線医学総合研究所のページでは、

2011年4月にホームページで公開した早見図では、(100 mSv以下では)「がんの過剰発生がみられない」と記載していました。
これは、100 mSv より低い線量では、がん死亡のリスクの増加が統計学的に検出されない(注:がんの過剰発生がないことが証明されたわけではない)
という趣旨でしたが、「がんが過剰発生しないことが科学的に証明されている」かのように誤って解されることを避けるため、2012年4月の改訂時に表現を改めました。

とも書いてあります。

これは、年間 100mSv 以下の放射線量の場合の影響が
あるのか無いのか、
あるとしてどの程度のものなのか、
わかっていないということです。

統計的に有意な結果が出ていないわけですから、
通常の判断では、無視できる範囲の影響しかない
となると思うのですが。。。

でも「放射能は怖い」ですから (^_^)
何が何でも、小さい値にしなければ
気が済まない方も多いようですね。


「福島には住めない」と心無いことを言う人たちは、
土壌汚染が、年間 1mSv以下になるまで除染しなければ住めない
と考えている人たちだと思います。

しかし、この基準は何なのか?

原発事故当時の厚生労働相だった小宮山洋子さんが、
市民運動家の圧力に屈して、科学的な根拠もなしに
「決めてしまった」基準でしかありません。

この基準を、3mSv とか 5mSv とか(あるいはもっと)に
引き上げることができれば、
福島の除染は進み、住民の皆さんが帰宅できる日が早まるのに、
と思っています。

チェルノブイリの事故の場合は、放射線の影響で亡くなった方もありましたが、住環境が変わったためのストレスによる死亡例も多かったと聞きます。

福島の事故の場合、放射能の影響で亡くなった方はありませんが、
避難生活の苦労のために亡くなったお年寄りが、かなりの数いらっしゃったと記憶しています。

今もご苦労されている方は大勢いらっしゃると思います。
この方たちが、1日でも早く帰宅できることを願っています

原爆が投下された直後の広島は、
今後75年間は草木も生えない
などと言われていたそうです。

しかし、それに反して広島はすぐに復興しました。
直撃の高線量を浴びてしまった方たちは原爆症に
苦しみましたが、そうでなく、後から広島入りした人たちは
放射能の影響を受けて亡くなるようなことはありませんでした。

当時は、放射能の影響について、あまり知られていなかったのが
功を奏したのだと思います。

今の福島は、放射能の影響を過剰に評価しているために
復興が遅れてしまっています。


仮に、低線量の被曝にも影響を受けるとしても、
即死するわけではありません。

どれだけ大きく見積もっても、寿命が5年とか10年とかの程度で
短くなるくらいのものだと思います。

人はいずれ死にます。
放射能を浴びようが浴びまいが死にます。

であれば、仮に多少寿命が短くなってしまうとしても、
住みたいところに住む方が幸せな人生を送ることが
できるのではないですかね。

そのためには、除染の基準を緩くすることが必要なんだと思います。

みなさん、ラドンとかストロンチウムが含まれている温泉には
平気で入りますよね (^_^)

もう少し、放射能に対して寛容になってもいいんじゃないでしょうか。