エンジェル戦記 「図書館」
お盆に載ったティーカップは、震え一つ起こさなかった。
物が動けば、そこに慣性が生まれる。
だがそれは揺れる事も、波立つことも無く、物理的法則をまるで無視していた。
が、所詮は茶を運ぶ、という動作である。
だからといって、特別、恐ろしいことではなかった。

滑るようにスイスイと突き当たりの廊下を右に曲がり、
そして、いつものように主の下へ持っていく。
そう。ただ、それだけのことなのだから。
丁度曲がったすぐ先に、死体があることも。
もはや、彼にとっては、ごく日常のことだった。


「アルティ戦記 第0話」

「また・・・ですか、博士。」呆れた声がする。
声の主はそう言いながら、邪魔そうにそれをまたいで、部屋に入った。
やはり、揺れてはいない。
お盆毎ひっくり返したところで、きっと彼の手から
御茶が垂れるという事は無いのかもしれない。
ふと、そんな事を考えていた。
「まぁ、ね。」とりあえず、返事をしたものの、
そのぼぅっとした言葉に、自分自身で少し驚いた。

アールグレイをベースに、
香りの強いレモンティーを入れてもらった
筈なのに、そんな香りは少しもしない。
鼻を突くオキシドールの臭いに混じって、
それを割るように火薬と血の臭いが漂っている。
そう、生まれたての臭いだった。

椅子をきしりと軋ませながら、そっと手を伸ばし、
カップを受け取った。少し熱い気がする。
「で、・・・今回は?」カップに口をつけようとしたときに
そう問われたので、
「足が1本多かった。」とだけ、私は答えた。やはり、少し熱い。
カップに注がれた液体を流し込みながら、
私は突っ立った彼の向こうにある、それを睨んだ。
確かにそれは、少し奇怪な形をしていた。
表皮は肌色で、まだ血色はよさそうである。
だが、首は曲がってはいけない方向に曲がっているし、
腕も人の数倍も長く、ほっそりしている。
だが何よりも不自然なのは、股間から生えた
一本の右足である。
寝そべったそれには、右足が二本あった。
「で、どうしましょう。」空になったカップを受け取りながら、
また彼はしつこく聞いてきた。
「いつものことよ。処分しておきなさい。」
「了解。」
慣れた会話である。
彼もきっと安堵していたのだろう。くるりと向きを変え、
人形のようになったそれを、抱き起こそうとして。
そう、慣れた会話である。
それで終わるのならば。
「・・・ところで貴方。今、どの手でカップを受け取ったの。」
ユックリと、息を吐くように私は言葉を吐き出した。
刹那。彼の動きがピタリと止まり、ゆっくりと振り向いた。
顔が恐怖に歪む。笑顔が引きつり、汗が頬を伝った。
私が見た、最後の彼である。

「また・・・ですか、博士。」
「まぁ、ね。」
「で、今回は・・・」
「腕が一本多かった。」
紅茶に砂糖とミルクを入れながら、私はカップを片手に席を離れた。
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ブログ、移転します。

 まず、謝罪させてください。

 いじけてる間に、多くの方に助けていただきました。

 やっと前向きになれそうです。

 今まで、ごめんなさい。

 そして、ありがとうございました。

 以降は、あるてぃの孫として

 ROANという名でメイン活動していきます。

 本当にありがとうございます。

 以降ブログはロアンの事として

 あるてぃの孫にて書いていこうと思います。

 あるてぃ時代のペットが盗まれたせいもあってか

 やっと少し踏ん切りがつきました。

 このブログを最後に

 この場をしっかりと離れたいと思います。

 姫、マスター、あらすぃ、ラビ、クル・・・・

 他にも多くの方々に支えられてアメーバを

 今までやってこれました。

 ありがとうございました。

 そして。

 これからもよろしくお願いします。

やりたいことができなくて。

書く事は無いと決めたのに
あえて今日、筆を取ったのは、
何処にぶつけていいか
分からない苛立ちと怒りと
悲しみを感じ始めたせいだと思う。
ここ以外に今の自分の感情を
吐き出せる場所など持っていない。
きっと、そのことさえも
嫌になっているのだろう。

反吐がでそうだ。

正直、自分がそれほど弱いとは思っても無かった。
別れたからってやりたいことは
決まってるはずだろうし
誰かに左右されること無く
自分のやりたいことを貫ける自信があった。
喜びがあった。やりがいがあった。

別れが決まった瞬間に、その全てを失ったのだと
気がついた。

1日目。何もやる気が起きない日をはじめて痛感した。
2日目。新しい自分を創るために、ガイアを起動ようとして失敗した。
3日目。12時間の暇つぶしの間に木部に出会った。

戻れると思っていた。
期待した。
多くの声の「おかえりなさい」を聞きながら
でも一番聞きたい人の声は無くて

それでも遠くから見れれば満足だった。
知らない自分を作り上げ、そっと彼を遠くから見れれば
それで満足だった。
彼に知られない新しい自分でありながら
第二の人生が歩めるはずだった。

そして、それさえ叶わなくなった時、
再びやる気が無くなった。
なにもかもが嫌になった。

それでも前を向いて歩むんだ、と。
彼が親切で作ってくれたギルドだ。消したくは無い。
その存続を前向きに歩もうと決めたそのときに

悲しみが再び喉を貫き、
嫌気が刺した。

失恋後に、結婚式には行くべきではない、と
つくづく感じた。
親しい人の結婚式で
心のそこから祝いたいはずなのに
自分のことばかり考えてしまう。

自分が彼と、そこを歩くことはないのだ。

泣きながら会場を後にした。
平静を装って、幸せそうな顔を作りながら。

関係ないさと割り切って
今日は頑張ろうと思えば
今度は勧誘中に彼と出会う。

深夜のアテナですれ違うなんて

なんて嫌な翌日なんだろう。

何故、ここまで辛い思いをしながら
私はパソコンの前にいるんだろう。
何故、泣くんだろう。

こんなにもおもしろかったゲームなのに。
何故こんなにつまらないんだろう。

答えはまだでない。

それでもなんとか
適当な理由をでっち上げ

私は今日もPCの前に座る。
今は木部が側にいてくれる。
でも木部も相方がいる。

ひとりじゃない。でも、一番いて欲しい人は側にいない。
そして誰も一番いて欲しい人にはなってくれない。

反吐が出そうだ。

ガイアサーバーが虚しく私を呼んでいる。

・・・反吐が出そうだ。

10月5日に投稿したなう



お世話になったおー♪放置するっちゃ♪
10/5 17:20

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