エンジェル戦記 「図書館」 -2ページ目

10月4日に投稿したなう



くろあんとすれ違うorz
10/4 11:54

戦記、引退決定ーorz・・・ガイア逝くか♪
10/4 14:37

#pigg あらすぃの決定的瞬間!
10/4 17:52

#pigg 証拠写真!
10/4 23:24

第0話

お盆に載ったティーカップは、震え一つ起こさなかった。
物が動けば、そこに慣性が生まれる。
だがそれは揺れる事も、波立つことも無く、物理的法則をまるで無視していた。
が、所詮は茶を運ぶ、という動作である。
だからといって、特別、恐ろしいことではなかった。

滑るようにスイスイと突き当たりの廊下を右に曲がり、
そして、いつものように主の下へ持っていく。
そう。ただ、それだけのことなのだから。
丁度曲がったすぐ先に、死体があることも。
もはや、彼にとっては、ごく日常のことだった。


「アルティ戦記 第0話」

「また・・・ですか、博士。」呆れた声がする。
声の主はそう言いながら、邪魔そうにそれをまたいで、部屋に入った。
やはり、揺れてはいない。
お盆毎ひっくり返したところで、きっと彼の手から
御茶が垂れるという事は無いのかもしれない。
ふと、そんな事を考えていた。
「まぁ、ね。」とりあえず、返事をしたものの、
そのぼぅっとした言葉に、自分自身で少し驚いた。

アールグレイをベースに、
香りの強いレモンティーを入れてもらった
筈なのに、そんな香りは少しもしない。
鼻を突くオキシドールの臭いに混じって、
それを割るように火薬と血の臭いが漂っている。
そう、生まれたての臭いだった。

椅子をきしりと軋ませながら、そっと手を伸ばし、
カップを受け取った。少し熱い気がする。
「で、・・・今回は?」カップに口をつけようとしたときに
そう問われたので、
「足が1本多かった。」とだけ、私は答えた。やはり、少し熱い。
カップに注がれた液体を流し込みながら、
私は突っ立った彼の向こうにある、それを睨んだ。
確かにそれは、少し奇怪な形をしていた。
表皮は肌色で、まだ血色はよさそうである。
だが、首は曲がってはいけない方向に曲がっているし、
腕も人の数倍も長く、ほっそりしている。
だが何よりも不自然なのは、股間から生えた
一本の右足である。
寝そべったそれには、右足が二本あった。
「で、どうしましょう。」空になったカップを受け取りながら、
また彼はしつこく聞いてきた。
「いつものことよ。処分しておきなさい。」
「了解。」
慣れた会話である。
彼もきっと安堵していたのだろう。くるりと向きを変え、
人形のようになったそれを、抱き起こそうとして。
そう、慣れた会話である。
それで終わるのならば。
「・・・ところで貴方。今、どの手でカップを受け取ったの。」
ユックリと、息を吐くように私は言葉を吐き出した。
刹那。彼の動きがピタリと止まり、ゆっくりと振り向いた。
顔が恐怖に歪む。笑顔が引きつり、汗が頬を伝った。
私が見た、最後の彼である。

「また・・・ですか、博士。」
「まぁ、ね。」
「で、今回は・・・」
「腕が一本多かった。」
紅茶に砂糖とミルクを入れながら、私はカップを片手に席を離れた。

あるてぃ、引退。

あるてぃは、多分以降INすることは無いと思う。

うん。

図書は霊魂だから、まだ居続けるきがする。
多分、そのうち消えるだろう。

うん。

美術は本家のためにいたから、多分消せるだろう。

うん。

博物も緊急時用の子だから、多分消せるだろう。

・・・あ。


・・・借金返済残ってた。7Mか。

コンビニ逝って課金して返そう。

それで全て終わるはずだ。

これで全て終わるはずだ。

今まで愛し、使った時間の価値は、
流した3粒の涙だった。