昼間の眠気は何故起こるのでしょうか?
前の晩の睡眠時間が短かった場合、
顕著に現れることが多いのは確かですが、
十分に睡眠をとっていても日中眠くなることがあります。
一時は昼食の消化と関係があると思われていました。
しかし、カナダの科学者による研究で、
この疲労感は昼食のせいだけではないことが
分かっています。
食事の影響を取り除く為、
小刻みな時間間隔で少しずつ食事を与えた場合でも
昼間の眠気は起こったのです。
消化のために胃腸に血液が集まり、
脳内の血液量が減ることで眠気を感じると
よく言われますが、
昼食のせいで胃腸の消化活動がさかんになり、
血液が胃腸に集中するから・・・という理由であれば、
朝食や夕食の後にもこの現象が見られるだろうし、
昼食を抜いた人には起きないはずです。
ところがそうではありません。
昼食を抜いた人 でも昼間の眠気に襲われるのです。
つまり、
「人間の遺伝子には、午後に短い睡眠をとるように
生物学的にプログラムされている」
ということなのです。
さらに、最近のサーカセミデイアン・リズム
(約12時間周期の生物リズム)の研究が進むにつ れて、
日中の眠気は生理学的根拠のある現象であることが確かめられ、
「昼寝をするのは だらしない」という概念が改めて
見直されるようになってきています。
むしろ、
「身体が休息を要求しているのに無理やり働き続けて、
生物リズムを無視する動物は人間だけである」という
専門家がいるように、昼寝は可能な限りとるべきものだと考えます。
それがヒト科の生物としての自然な、
本来の生き方と言えるのです。