決してメルセデスに限った事ではありませんが、一般的に輸入車は触媒の耐久性が低いです。
これはR129 94Y V12車両の触媒です。
エンジンのふけ上がりがいまいちで、パワー感も失われたということで入庫した車のものです。
触媒は1.2mm厚の強固なステンレス製のケースに納められています。
しかし金属バンドで固定されているだけなので、何かしらの原因でバンドが外れたり、触媒が割れたときに固定できなくなりガラガラと音が出ることがあります。
そんな部品でも新品で買うと30万円以上する高価なものです。(V12は左右で2つ必要) 材料にプラチナなど高価な材質が使われているためです。C36などは55万円を超えます!
開けてみてびっくり。 がらがら音は出ていましたが、粉々に砕けた部分、詰まりに詰まった部分、ボロボロ出てきました。中はひどい状態でした。
3元触媒の状態を比較して見てみましょう。
左が正常な触媒、 右側が詰まってしまった触媒です。 (全体の大きさでなく、細かな網目を見てください)
網目をのぞくと、通常ならうっすらと向こう側が見えます。 右側は詰め物をしたかのように、べっとり詰まっています。
他の部分も、ほとんどが詰まっています。
これではエンジンは通常のパワーを出すことができません。
このお車は走行中に片バンクが止まってしまう症状が出ていました。
排気ガスがちゃんと排出されなためにV12 → V6 になってしまうのです。
片方だけでなく左右のバンク、両方ともひどい状態でした。
排気効率をあげることはパワーにつながります。 特に過給機付きの車は顕著です。
抜けすぎも行けませんが、効率よい排気はエンジンパワーに重要です。
触媒は抵抗にもなります。 しかし乱暴に取り去ってしまったりはいけません!
適正排圧が失われ、逆にパワーダウンします。
UBTでは排気ガス検査にきっちり合格し、認可を得たメタルキャタライザーをつかったスポーツフロントパイプがあります。
これはV8車両用です。
左右のパイプを一度干渉させることで排気脈動を効率よく使い、トルクアップさせます。これはAMGコンプリート車両なども採用しているテクニックです。(AMGのは垂直に排気管同士を橋渡ししただけですが・・・無いよりはましです。)
排気効率を大幅に上げつつ、排気ガスをノーマルよりもクリーンにします。
パワーと環境保護を両立するものです。
W202 C36も、R129 W140 7Lクラスも触媒は鬼門です。
エンジンのふけが悪いな と思ったら疑ってしかるべき個所です。
ワンオフでの製作も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。