高級乗用車で知られるMercedes Benzですが、ちょっと国産の車では考えられないことが起こったりします。
ラバーのパーツが弱かったり、ボンネット内側のインシュレーターが数年でぼろぼろになったり・・。
これには私たちもちょっとがっかりします。
今回はR129の天井です。
1992年式のお車ですが、表皮がすっかりはがれおちてきてしまっています。
W126/W210をはじめセダン系のお車も同じようにはがれおちる車が多いです。
ご存じの通り天井は重力に逆らっている部分です。 接着剤でもなんでも、常に自重がかかるので
他の部分に比べて疲労がたまります。
「はがれたなら貼ればいいのでは?」確かにそうですが、はがれおちた部分を見てください。
中にあるスポンジ自体がボロボロでとてもこのまま張るわけにはいきません。
どうせなら別の素材を張って気分転換したいと思い立つかたもいらっしゃることでしょう。 確かに以前は2mm厚のスポンジがついたアルカンターラの内装素材がありましたが、今はもう流通していません。 内装のプロに頼んでも「天井はやがて剥がれるから」と受けてくれるところも今や少なく、またその工賃は純正パーツを入れ替えるよりも高くなってしまいます。
また室内に使うものなので、接着材の強度と同じくらい「臭い」も重要です。 その昔ご自身でアルカンターラ素材張替に挑戦し、見事張替に成功した方がお客様にいらっしゃいますが、なんと接着剤の臭いでとても快適に運転できる状態ではなくなってしまった・・・とがっかりされていました。
価格、素材などを考えますとやはり天井はメルセデスベンツの純正を使うことがベストと考えます。 ということで部品はメルセデスのマークが入った大きな段ボールに入ってやってきます。
仕事とは言え、こういうものを見るとなぜかわくわくしてしまいます。 おりしもこの日は私の誕生日。 なんか自分が大きなプレゼントをもらったような気がしてなんだか嬉しくなりました。(単純なんです 汗)
なんと、コストダウンは天井のパーツまで及んでいました!
はがれにくい対策が施されている部品とはいえ、ハードトップに止めるグロメットの数が1992年のものに比べて半分に減っています!
しかし取り付けにはなんの問題もなく、綺麗にすんなり取り付きました。
日常でお車を使っていても意外と目が行かない天井ですが、新しいパーツはやはり気分がいいものです。
室内も明るくなっていい感じに仕上がりました。
皆さまの天井は大丈夫ですか??