日に日に気温も下がって冬本番といった感じになってきました。
夏に多かった高水温のトラブルも、この低い気温のおかげで少し落ち着いた感もあります。しかしエンジンの水温管理はとても重要な部分です。
これはR129のラジエターサブタンクです。(対策後、後期型)
クーラントやその量を前回確認されたのはいつですか?
サブタンクのキャップは冷却系統の密閉度に非常に重要です。
以前も書きましたが、自動車の冷却系統は圧力鍋の原理で沸点を高くし、
沸騰しにくくしています。
大気圧と同じ圧力では沸点が下がり、すぐに気泡が発生してきてしまいエンジンの温度を奪うための
クーラントの能力を妨げてしまいます。冷却系統の密閉度はとても重要です。
先日ある作業でお預かりしたR129は水温が上がりやすいので、チェックしてみました。
このお車は前期型のサブタンクのものでした。
キャップは表から見るだけではとてもきれいで、サブタンクに装着されている状態ではなにも
問題がなさそうに見えました。ちなみにこのキャップはW124, W201,W126など、メルセデスで広く
一般的に使われているものです。
裏を見てびっくり!
このような状態でした。
ゴムは硬化し、劣化し、圧力をきちんと保てなくなっていました。
これが原因で水温が高くなってしまっていたのです。
ちなみに改良型のサブタンクキャップはこのようになっており、よりしっかり圧力を
保てるようになっています。
前期型と改良型に互換性はなく、キャップを変えたい場合は残念ながらタンクごと交換しないといけません。
皆さまも次回洗車した時はボンネットを開けて、キャップの裏側をご確認されてはいかがですか?
(エンジンが冷えている状態でご確認ください! 決して水温が高いときは開けないように! 熱湯と化した
冷却水が噴き出して危険です!)
年末年始でなにかとお車での移動の機会や、距離が増えると思いますが、こんな小さなチェックでもトラブル防止になります。
ご自身ではちょっと…という方はお気軽にUBTのCar Docへどうぞ。
尚UBTは今年は12月28日からお休みをいただき、年始は1月7日からとなります。
本国オーダーのパーツ類は、ドイツがクリスマス休暇に突入しますのでラストオーダーを15日とさせていただきます。(それ以降のオーダーも随時お受けいたしますが、納品は1月となります。)
素敵なクリスマスシーズンをお過ごしください。
どうぞよろしくおねがいいたします。









