トンネルの先で 呼吸が変わった


皆さん こんばんは。
東京都出身 19歳 現役就労生のNaYuです!


この日 僕はいつものように、

東京の街を歩いていました。

ビルのガラスに反射する光。

止まることのない人の流れ。

信号が変わる度に 機械的に動き出す足音。

いかにも “都会” という空気の中で、

特に目的もなく歩いていたのですが…………。

ある場所で ふと足が止まりました。


視線の先にあったのは、

少し古びた“石のトンネル”でした。

周囲はコンクリートとガラスで 出来た

景色なのに そこだけがまるで時間から

取り残されたように 静かに存在していました。


入口は暗く  奥が見えません。

ほんの少しだけ 躊躇いました。


ですが同時に「この先には何かある」という、

根拠のない確信のようなものもありました。

気づけば 自分は そのトンネルの中へと足を

踏み入れていました。一歩 また一歩。


足音が 少しだけ反響します。

外の喧騒が ゆっくりと遠ざかっていきます。


空気が変わるのを感じました。少し、

ひんやりとして 湿度を含んだ 重みのある空気。









そして トンネルを抜けた瞬間。

僕は思わず 足を止めました。


そこは さっきまで歩いていた、

東京とは 全く違う世界でした。

まず 空気が違います。ほんのりと温かく、

そして湿っている。肌に纏わり付くような感覚。

呼吸をすると 土と植物の匂いが ゆっくりと、

体の中に入ってきます。視界に広がるのは、

背の高い植物たち。見上げるほど大きな葉。

見たことのない形の実。複雑に絡み合う緑の層。


光は木々の隙間から差し込み、

地面にはまだらな影を落としていました。

それはまるで “熱帯の森” を切り取ったかの

ような景色でした。東京の中に こんな場所が

あるとは思っていませんでした。


足元に目を向けると、

地面の質感も変わっています。

さっきまでの硬いアスファルトではなく、

どこか柔らかく 自然に近い感触。靴越しに、

伝わるその違いが ここがもう “別の場所”、

であることを はっきりと教えてくれました。


歩き出してみると 自分の動きが、

変わっていることに気付きました。











いつもより 遅い。

急ぐ必要が無いと分かった瞬間、

自然と歩くスピードが落ちていました。


視線も 変わります。前だけを見るのではなく、

上を見たり 横を見たり 何かを探すように 周囲を 

見渡していました。気付けば 自分は 完全に、

“探検家” の思考になっていました。

 

「この先には何があるのか」

「この植物は何なのか」

「ここはどこまで続いているのか」

 

そんなことを 本気で考えながら歩いていました。


もちろん 危険がある訳ではありません。


遭難することもありません。


それでも “知らない場所にいる” 、

という 感覚だけで こんなにも心は、

動くのかと 少し驚きました。











普段の生活では ほとんどのことが予測できます。


どこに何があるか。次に何をするか。

どれくらい時間がかかるか。ですが、

ここでは その “予測”が 少しだけ外れます。


それだけで 世界はこんなにも、

新鮮に見えるのだと 改めて気付かされました。

 

少し立ち止まり 深く息を吸いました。

肺に入ってくる空気が いつもより重く、

そして 優しい。呼吸をするだけで 体の中の

何かが整っていくような感覚がありました。


都会の中で こんな時間が流れている場所がある。


それを知れただけでも この日は、

十分価値のある一日でした。


再びトンネルへ戻るとき、

少しだけ 名残惜しさがありました。


そして 元の街へと戻ります。











同じ東京。同じはずの景色。

ですが どこか違って見えました。

ビルも 人の流れも さっきまでと、

何も変わっていないのに…………。

自分の “見方” だけが 少しだけ、

変わっていたのだと思います。


東京は 全を見尽くしたようでいて、

まだまだ知らない場所が残っている街でした。


ほんの少し足を止めて、

ほんの少しだけ 寄り道をするだけで、

こうして新しい世界に出会える。


そう思えた この日 また一つ、

好きな場所が増えました。


🌴 また一つ、好きな場所が増えました 🌿







という事で 今回はここまでです。

次回の記事更新日は 4月24日 (金) となります。

皆さん 素敵な週末をお過ごし下さいね ♪

最後までご覧頂き ありがとうございました!





右手にドーナツ  心に進化


皆さん こんばんは。

東京都出身 19歳 現役就労生のNaYuです!


その日の池袋は いつも通り、

人で溢れていました。池袋駅を出た瞬間、

空気の密度が一段階上がる感覚があります。


人の足音。信号の電子音。遠くで誰かが笑う声。

ビルの隙間を抜けてくる風が 現実に引き戻して

くるようでした。特別な目的があったわけでは

ありません。ただ 少し歩きたかったのです。

理由は分かりませんが この日は…………。


「歩けば何かに出会える」気がしていました。

そして その予感は 思っていたよりも 早く現れた

のであります。気づけば 自分は ドーナツ屋の前で

立ち止まっていました。ショーケースの中には、

それぞれ違う個性を持ったドーナツたちが並んで

います。丸くて整ったもの。少し歪で 手作り感の

あるもの。砂糖をまとったもの。チョコレートで

覆われたもの。その中の一つが なぜか強く視線を

引きました。理由は分かりません。ただ、

「これは今日の自分に必要なものだ」と…………。

直感的に理解しました。









気づけば購入し 店を出ていました。

右手に伝わる 僅かな重み。袋越しに感じる、

まだ残っている温もり。その瞬間の自分は、

完全に井之頭五郎の精神状態に入っていました 笑


「……ほう。」


心の中で 静かに呟きます。一口 かじる。

最初に感じたのは  表面の柔らかさでした。

抵抗はほとんどありません。歯が触れた瞬間、

自然に受け入れるように形を変えます。


そして次の瞬間 内側の甘さが ゆっくりと、

広がりました。強すぎない。しかし 確実に

存在している甘さ。それは ただの味では、

ありませんでした。数時間前まで 現実と向き合い、

少し疲れていた 神経に対する 明確な“回復”でした。

頭の奥の方で 何かが静かに修復されていく感覚。


「ああ……これは、いい。」


誰に聞かせるでもなく、

心の中でそう呟いていました。


周囲では 誰もが自分の目的地へ向かって、

歩いています。急いでいる人。スマートフォンを

見つめている人。笑いながら会話をしている人。

その中で自分は ドーナツを一つ持って立っている

だけでした。ですが 不思議とその瞬間 世界の流れ

から少しだけ外れた場所にいるような感覚が、

ありました。焦る必要はない。急ぐ必要もない。









ただ  この甘さを感じていればいい。

そう思えました。そして 自分は その

回復した状態のまま アニメ東京ステー

ションへ向かいました。入口の前で、

ほんの一瞬だけ立ち止まります。
なぜか 少しだけ緊張していました。

扉を開ける その瞬間 空気が変わりました。
そこには おジャ魔女どれみの世界がありました。
色・光・形。全てが 過去の記憶と繋がっています。

子どもの頃  テレビの前に座り、
この世界を本気で信じていました。
魔法は存在する。変身は可能だ。
世界は まだ知らない可能性で満ちている。

あの頃の自分は 疑うことを知りませんでした。
奥へ進むと デジモンアドベンチャーの展示が
ありました。進化。その二文字を見た瞬間 足が、
止まりました。進化とは何か。子どもの頃は、
それは光に包まれる瞬間でした。形が変わり、
強くなり、新しい存在になる…………。
ですが今は  違う形で理解 出来ます。








進化とは 光の中で起きるものではなく、
こうして ドーナツを食べた日や 何気なく
立ち止まった瞬間や 懐かしい記憶に触れた時の
ような 誰にも気づかれない時間の中で 静かに、
進んでいるものなのだと。その日の自分は、
何かを成し遂げたわけではありません。
世界を変えたわけでもありません。ただ歩き、
ドーナツを食べ 展示を見ただけであります。
ですが それでも確かに分かります。
昨日の自分とは ほんの少しだけ違う場所に
いることを。外へ出ると 池袋の空気は 来た時と
同じはずなのに  少しだけ優しく感じました。

右手のドーナツは  もうありません。ですが、
心の中には 確かに何かが残っていました。
魔法は 消えていませんでした。進化も、
終わっていませんでした。それらは今も、
自分の中で 静かに続いています。そして、
自分は それに気づける場所まで ちゃんと、
歩いてきていたのです。池袋は ただの
街ではありませんでした。自分が まだ進化の
途中にいることを 思い出させてくれる場所でした。














という事で 今回はここまでです。
次回の記事更新日は 3月27日 (金) となります。
皆さん 素敵な週末をお過ごし下さいね ♪
最後までご覧頂き ありがとうございました!






風が強すぎて 私は馬と踊りました


皆さん こんばんは。
東京都出身 19歳 現役就労生のNaYuです!
今更ではありますが…………。
🏇 新年 明けまして おめでとうございます 🏇

「🙂 ちゃんと 優しい年にする 🙂」

新しい年 大きなことは言えませんが、
ちゃんと向き合って ちゃんと大切に
できる一年に 🫡

「❤️‍🔥 2026年も 宜しくお願いします ❤️‍🔥」






初めての大井競馬場でした。馬は想像以上に速く、
風は……これはもう “自然災害寄りの風” でした 笑
一歩外に出た瞬間「あ、今日の風 髪型を、
許さないタイプだな」と察しましたよ 泣
ワックス?スプレー?無意味です!!!!!
風は容赦なく 私の前髪を…………。
未来方向(オールバック) に運んでいきました。
しかもその角度が ただのオールバックでは、
ありません。完全に『強風オールバックMV
出演中の人」みたいな仕上がりであります 😇

鏡がなくても分かりました。
これはもう “キマってる”ではなく、
“やらされてる”やつです。でも、
なぜかその瞬間 私は思ってしまったのです。

——「……踊れるな?」と。風に逆らえば負けます。
でも 風に身を任せれば 勝てる可能性がある。






そう確信した私は なぜかその場で、
強風オールバックのダンスを踊り始めて
いました。いや 正確には踊っていたというより、
風に操られていました 笑 右に傾けば風が左から、
押し返してくる。左に傾けば 今度は後方から、
攻撃してくる。もはやこれはダンスではなく、
自然とのレスバ です。しかも最悪なことに、
この時の私は少し背伸びした服装でした。

つまり、見た目だけは「余裕な19歳」なのに、
実態は風と戦って敗北している人です 🤭

通行人の視線も完全に、
「……あれは、踊ってるの?」
「いや、耐えてるだけじゃない?」
という微妙なラインでした。でも私は続けました。




なぜなら ここでやめたら ただの、
“風に負けた男” で終わるからです 🤔

踊り続ければ 少なくとも 、
“風とセッションしてる男”になります。
尊厳を守るには 踊るしかなかったのです。

———
そんな中 私はふと視線を上げ、
コースを駆け抜ける馬たちを見ました。

速い。とにかく速い。
しかも全員 風に負けていない。
前髪も乱れていない。表情もブレていない。
フォームも崩れていない。……悔しい。
人類代表として これは悔しい。そして私は、
人生で一番どうでもいい決意をしました。

——「……馬と競争しよう」と。
もちろん 公式レースではありません。
係員さんにも止められていません。
誰にも求められていません。ただ、
心の中で勝手に開催された非公式レースです。
実況も 解説も 全部 私の脳内であります 🧐






「さぁ始まりました!第4レース、
サラブレッド vs 調布のガウディ!」

馬が走ります。私は走りません。なぜなら、
私は知っているからです。勝てない。でも、
それでも私は スタートラインに立ちました。
なぜなら 負けると分かっていても挑む姿勢
だけは馬と肩を並べたかったからです。

結果?

はい 0.2秒で敗北しました。
いや 0.2秒どころではありません。
馬が一歩踏み出した瞬間 私はすでに、
“負けた人の顔” になっていました。
でも 不思議と悔しくなかったのです。
むしろ なぜか 誇らしかった。
だって私は 馬券は買えなくても、
馬とは戦えたのです。






しかも 強風オールバックで。

この日の私は…………。

・風と踊り
・馬と競争し
・尊厳を少し失い
・でも、なぜか満足して帰りました。

風に煽られて髪が乱れるのも、
馬に一瞬で負けるのも 19歳という、
年齢制限に引っかかるのも…………。
全部「今しかできない通過点」だった気がします。




「昔さ 馬と競争して 風とダンス、
してた時期あったんだよね」って。

⚠️ 強風注意、年齢制限あり ⚠️

それでも この日は、
ちょっとだけ 人生が面白かったです 🙂

という事で 今回はここまでです。
次回の記事更新日は 2月27日 (金) となります。
皆さん 素敵な週末をお過ごし下さいね ♪
最後までご覧頂き ありがとうございました!