おはよう!
今日もブログを読んでくれて、ありがとう。
ゴールデンウィーク後半戦の初日の午前、こんなときに「やすにいさんのブログ」にアクセスしてくれる人って、どんな人だろう・・・?
え、いないって?
う~ん、まだそんなとこかもね。
では、今日もまたまた、ビターなモーニングコーヒーをどうぞ!
約10年前にコンサルタントとして本格的に仕事をするようになり、その一環として、いわゆる研修の講師をやる機会も増えた。
大体、年間に150~180日くらい、セミナー・講演・研修を担当する。
私がテーマとするのは、表向きはセールススキル、マネジメント、マーケティング、問題解決、コンセプトメイク、管理会計、人事制度等々だったりするけど、すべてに通底することがある。
それは、意識が変わらなければ何も変わらないってことだ。
でも、意識改革なんて、本屋の自己啓発コーナーを覗けば、ウンザリするほどたくさんあるよね。
やすにいさんの研修なんかで一日潰すよりは、自分で本を買って空いてる時間に読めばいーじゃん。って思うよね。
もちろん、それがベストだ。
研修のためにご受講者がいらっしゃるんじゃなくて、ご受講者のために研修があるんだから、本を読んで済む程度の研修なら必要ないと思う。
ところが、たいていの場合、人は本を読んでもなかなか意識改革できないんだ。
逆説的にいうと、そうだからこそ、自己啓発本や意識改革本が売れるんだ!
このビジネスのカラクリ、分かるかな?
昔に比べて“意識改革”なんて当たり前になってしまって、新鮮味も何もない言葉だよね。でも、落とし穴はそこにある。それは、
人は当たり前のことほどできない生き物
ということなんだ。
ちょっと自分の思いつく“当たり前”を考えてみてよ。
私はこんなものを思いつく。
*ルールを守る
*ウソをつかない
*譲り合う
*仲良くする
*親孝行する
*健康的な暮らしをする
*相手を敬う
*相手を信頼する
などなど
どう?どれも子供の時から、当たり前のように言われてきたことだよね。
新鮮どころか、耳タコ状態なんじゃないかな?
で、この8項目のうち、何個できてる?
え、全部?
ちょっとちょっと、よく過去を振り返ってから答えてよ。
*ルールを守る
⇒電車の優先席付近ではケータイの電源をオフにしてますか?
*ウソをつかない
⇒仕事の付き合いでキャバクラに・・・本当ですか?
表向きは付き合いだけど、自分も行きたかったのでは?
だって、かなり楽しんでたじゃないっすか!
*譲り合う
⇒レストランでさんざん待たされた挙句、自分たちより後に着席した人の料理が先に来た。心にさざ波たちませんか?
*相手の立場を理解する
⇒まあ、国際問題がすべてを現してるよね。確かに相手の立場を理解しようと努力する人はいる。でもそれは、自分の立場を理解させるための手段の場合がほとんどだよね。TPPがその典型。
*親孝行する
⇒母の日にカーネーション贈ることが親孝行ですか?
何もしないよりは幾分ましだけど。
*健康的な暮らしをする
⇒節酒、禁煙、早寝早起き、腹八分、バランスのいい食生活、継続的な運動・・・どれくらいできてますか?
*相手を敬う
⇒これができてるなら、KYって言葉は存在しないはず。
*相手を信頼する
⇒飲み代1万円貸した友人から1ヶ月何の音さたもない。どう思う?
××「あの野郎、踏み倒しか?」
× 「あいつ、忘れちゃってるのかな?」
○ 「何かよほど困った事情があるんだろうか?」
ね、ね!当たり前ってけっこう大変でしょ!
で、話を自己啓発本ビジネスのカラクリに戻すと、要するに自己啓発本を出せば出すほど、“意識改革”ってことが当たり前になる。常識になる。
当たり前になるから、余計に意識改革は日常の忙しさの片隅に追いやられる。
そして、「意識改革しなきゃとは思うんだけど、とてもそんな暇はない・・・」と、自分に言い訳をする。
必要とは分かりつつできないもんだから、フラリと書店に寄った時、あるいはアマゾンからメルマガが送られてきたとき、つい自己啓発本に飛びついちゃうんだ。
そして読んでいるときは、日ごろのうっぷんが晴らされるかのような陶酔感。
でも翌日になると、もう日ごろの忙しさの中に埋没し、「そうだったのか!」と感動したあのフレーズさえどこへやら・・・。
どう、こんな経験ない?
自己啓発本を書く人や出版社は、もちろんこのカラクリを利用している。
彼らは中身なんか書くのに苦労しない。
正直言って、結果を出した人は、それを後付でどうにでも書ける。
意識が変わったエピソードや、成功の途上における美談は、企業会計以上に粉飾が可能だ。
では彼らは何に知恵を絞るか?
たったひとつ、どうやったら自分の著作を手に取ってくれるか、だ。
*成功するための5つの~
*自分を変えるための3つの~
*成功者が実践しているたった1つの~
*毎朝5分で~
*通勤時間の10分で給与を倍にするための~
*トップセールスが実践している10の~
*面白いように契約が取れる55の~
*30代にやっておきたい30の~
え、もういいって?そうだよね。
自己啓発本コーナーにはこんなのばっかり。
特に営業系が目立つ。
なぜ?営業系の仕事が、最もメンタルやモチベーションに左右されやすい仕事だからだろう。
とにかく、マスコミってのは、人間の弱い部分、換言するなら“刺激されやすい部分”を徹底的に突いてくる。そーいう商売だ。
その証拠に、近頃では財テク系の出版が溢れ始めてるよね。
あのバブルのころのように・・・。
まあ、今後もMRIみたいのに引っかかる人は後を絶たないだろう。
でも、これは予言だけど、そろそろこの手の題名(たった3つの~)は減ってくるよ。
だって、ジェームス・スキナーが「すべての夢をかなえてくれる・・・たったひとつの原則」を出しちゃったから。
これ以上のキャッチーなタイトルは、この手の手法ではもう無理だよね。
1より下は・・・ゼロかマイナス!?
話はそれるけど、ジェームス・スキナーって人は、面白いコンサルタントだ。
彼の著作や講演もさることながら、彼が彼自身に対して行ってることが、素晴らしいマーケティングであり、プロデュースだってことだ。
おそらく彼の著作よりはるかに参考となるだろう。
話をもどそう。
コピーライターもある意味バカじゃない。いつまでも「たった○○つの~」でうまくいくなどとは思ってもない。
次の矢を狙って、いろいろと試している。
次にブレークするのは、何系のフレーズだろうか・・・?
自己啓発本コーナーには、そういう楽しみを持って立ち寄るのもいいかもしれない。
(結果として、私は必ず数冊買いこんでしまうが・・・ワハハ)
今日のモーニングコーヒーも、ビターテイストな上、相当に長くなったので、そろそろ結論に進む。
だから私は明言したい。
読みやすい本ほど、肚に落ちない。
だから、そういう本を読み漁る人は、考え方を変えないと、いつまでも意識改革できず、自己啓発本を読むことがまるでルーティーンのようになってしまう。
それがつまり、出版社や著作者のカラクリにはめられたってことなんだ。
じゃあ、どうすれば・・・。
「だから是非、やすにいさんの研修を!」って、なわけねーだろ!
いや、若干、あるかな?
冗談はさておき、本の選び方、本の読み方試し方、その工夫でもかなり肚に落とすことができるんだ。
くわしくはブログ「成功ノウハウ本の活かし方」で。
でも、この連載は半年くらいつづく予定なので、ちょい長すぎる。
さっさと答えを知りたい方。
それはミッドナイトテキーラに譲ろうか。
ではまた。
byやすにいさん