Mac StudioでPro Toolsを使用していますが、バージョン2022.10になっていくつかバグが増えてきたので整理目的で記事にします。
動作環境は以下の通り
Mac Studio(M1 Max,64GB)
Monterey 12.4
Pro Tools 2022.10
OSはAVIDが推奨する動作環境12.5.1へ都合よくアップデートできないため、12.4のままです(今アップデートすると12.6になってしまう…)。もしかしたらOSのバージョンによっては解決できている場合もあるかもしれないので、そこはご了承ください。
1. Audio Suiteメニューで表示されるプラグインリストで、文字が真っ白で読めない(※追記あり)
言葉の通り、白背景に白文字で表示されるため文字が読めません。カーソルを合わせれば背景色が反転して読めるようになります。海外のフォーラムでも同様のトラブルが報告されておりM1 mac本体、もしくはOSに由来するバグだろうと思います。
ちなみにMac Book Pro Retina(OS Mojave)では問題なく表示されます(※こちらはClassicモードでした。問題が発生した方はDarkモードで使用)。
追記----2022/12/9----
Darkモードが原因のバグのようです。UIモードをClassicに変更して再起動したら普通に表示されました。
2. ファイルメニュー「送信->Sibelius」がまともに動作しない
昔の記事でも書きましたが、さらに悪化しました。
この「悪化」も環境のせいなのか、Pro Toolsのせいなのかまではチェックしていませんが、M1 mac環境で「送信->Sibelius」を選択すると全てのMIDIトラックが楽譜上でアクティブになって、楽譜がごちゃっと表示されて、それで終わりです。Sibaliusが起動すらしません。
あらかじめSibeliusを起動した状態で同様の操作をすると送信が行われます。もちろん全てのMIDIトラックがアクティブになったごちゃっとした譜面が…
以前はPro Toolsの楽譜エディタのトラックリストから「トラックの選択ボタン」を外してあげればSibeliusへの送信はちゃんとできていたのですが、今の環境では何を操作しても無駄。Sibelius上で余計な段を手作業で削除する必要があります。
3. MIDI編集画面でオートメーション・レーンの名前表示がおかしくなる
これは再現が難しくてスクショを撮れませんでしたが、MIDI編集をしていると、あきらかにMIDI CC1を編集しているのにレーンの左側に表示される名前が「ベロシティ」になっていたり、CC11のはずなのに名前がCC3になっていたりします。これは複数のMIDIトラックを同時に表示している場合に起きやすいようです。
これは名前の表示がおかしいだけでオートメーションの編集や再生自体は問題ありません。見たときにちょっとびっくりする程度です。この表示はMIDI編集画面を開き直せば直ります。
とりあえずこんな感じ。