motu 828ESのルーティング | ultimate-negiのブログ

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Pro Tools関係の情報を中心に、その他思ったことなどをメモ代わりに書いています。

motu 828ESはCueMixFxが使えないため、それに慣れているとルーティングやミキシングに非常に混乱します。僕もしばらく使い方がさっぱりわかりませんでしたが、多少理解が追いついてきたので備忘録も兼ねて記事にしておきます。

 

まず828ESの特徴として

 

ルーティングで1つのアウトプットに複数のインプットを割り当てる事ができない

 

というものがあります。CueMixFxでは普通にできることですが、828ESでは簡単ではありません。ではどうするのか、というのが今回の話題です。

 

大雑把に流れを説明すると、まずAUXを作成し、その出力を828ESの物理アウトプットに割り当てる、という感じになります。

 

その1

 

 

828ESのRoutingタブを選んで、「Mixer in」という△をクリックすると上の画面のようになります。ここではin1〜in32までありますが、もしかしたら設定で増減できるのかもしれません。

 

デフォルトでルーティングされていますが、ここで選択されていないインプットは後のミキサー画面で出てこないため、必要なインプットを設定してください。僕の場合は「from Computer 11-12」を使用したかったので「from Conputer 9-10」を消して、図の赤線のように設定しました。

 

その2

 

 

次にAux Mixingタブをクリックします。ここでは最大3つのステレオAUXを編集できます。一番上のAux 1-2を選択すると編集ができるようになります。デフォルトでは画面右側のフェーダー画面でAux 1-2はミュートになっているはずです。これをまず解除します。

 

次に真ん中くらいにあるMIXER INPUTSの一覧から使用したいインプットを選択します。これは「その1」で設定したMixer inの設定が反映されるので、目的のインプットが見当たらない場合は設定をやり直してください。

 

デフォルトではパンのノブが消えてますが、画面にあるようにPanのボタンを押すとノブが表示されます。ここでは

 

Analog 7-8

from Computer 1-2

from Computer 11-12

 

これら3チャンネルをAux 1-2にまとめています。

 

その3

 

 

最後にRoutingタブに戻って、Aux 1-2の出力を目的のアウトプットにアサインします。このとき元々設定されていたルーティングは消えてしまいます。

 

Aux 3-4やAux 5-6を使って同様の設定をすることができますが、4つ以上設定する事はできません。CueMixFxは8つまで設定できたのでこの点は不便ですね。