osxのフォーマットの違いでファイルがコピーできない時 | ultimate-negiのブログ

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Pro Tools関係の情報を中心に、その他思ったことなどをメモ代わりに書いています。

mac osxのディスク・フォーマットには、同じジャーナリングでも「大文字/小文字を区別する」と「区別しない」の2種類があります。一般的には「区別しない」が標準とされ、幾つかのサードパーティも「大文字/小文字を区別する」フォーマットをサポートしないことを明言していたりします。
 
この違いは地味に迷惑な存在で、それぞれ普通にマウントでき、普通に読み書きも可能です。ですが、たまにファイルやフォルダのコピーができないといった現象に出会うことがあります。先日僕もバックアップしたデータを元に戻そうとして、それに出会いました。目の前にデータとして存在しているのにコピーができないもどかしさは想像以上にイラっとします。
 
で、なんとかそれを解決できないか試行錯誤した結果2つの方法をみつけたので記載します。
 
1. 対象のファイル/フォルダをzipで圧縮した後、解凍する
 
コピーしたいファイルが少ない場合はこれがお手軽です。対象のファイル/フォルダを右クリックして出てくるメニューから「(ファイル名)を圧縮」を選択すると、デスクトップにzipファイルが作成されます。これを解凍してできたファイルはコピーができるようになっています。
 
2. Finderを使わずにUNIXコマンドでコピーする
 
大文字/小文字の判別をしてエラーを出しているのは、どうやらFinderの機能によるもののようです。また大量のファイルをコピーしたい時、macのFinderは準備にものすごい時間がかかります。ですのでFinderを介さずに、ターミナルなどを使って直接コピーをすると高速でコピーが可能です。
 
しかしコマンドラインを扱うのは打ち間違いが怖いし面倒臭い、という場合はGUIを持ったアプリが公開されていたりします。僕が見つけたのは「BackupList+」というフリーウェアです。差分バックアップができるツールですが、設定画面でチェックボタンを全部外すと普通のコピーができるようになります。