⑱回目は。
「臨安水滸伝」
作:井上祐美子
井上祐美子さんは、宋代から清代の中近世の中華を舞台にした小説が多いです。
その中でも、宋にはかなりの思い入れがあるような気がします。
ワタクシの個人的な感想ですが。
そして。
この本も時代はいわゆる南宋、場所は南宋の首都臨安が舞台。
岳飛が謀殺されてのち、金と停戦してから20年くらいたったころ。
岳家軍の隠し軍資金の噂と、宰相秦檜の暗殺計画とが絡み合い…的なおはなし。
武侠小説とでもいうんですかね、そんな感じ。
なにがよいかって。
中国史上最大級の悪役であるところの、秦檜。
この人が、人間としてきちんと描かれていること。
まぁ、そもそも岳飛って誰?秦檜って何者?
という方が多いでしょうけど。
大丈夫。
そこらへんの話も簡単にですが、説明されています。
臆せず読んでいただきたい。