今日は、久しぶりに私の仕事のことを。
私は、プランナー歴13年、商品企画の時代から大枠としてはプランナーだったとして計算すると、
もう15年以上プランナーをしています。
学生時代から、漠然と「自分には企画の仕事が向いている」気がしていたので、
マーケティングを専攻して、ゆくゆくはマーケターとして仕事ができたらいいなあと思っていました。
そこから、実際にプランナーになるまでは色々とあったりなかったり、
まあ人生紆余曲折はしたんですが、
今は、学生時代の自分もびっくりのプランナー職(マーケター)です。
で、自分の希望の思い描いた職種で、ある意味、狭き門の仕事に就けたこともあるので、
育児と仕事の優先順位を決めろと言われると、「正直選べない」んです。
どちらも、私の人生には無くてはならいもので。
私がプランナーをしていなくても、世の中は回っていきますが、
私がプランナーをしていないと、出来ないことがちょっとあって、
「働くママの気持ちを代弁する企画」
が圧倒的に枯渇します(※当社比)。
私のオフィスにはプランナーが30名程度在籍しているんですが、
働く母は、なんと私1人。
昼夜問わず働く激務なので、子持ちにはキツイ、というのも勿論あるんですが、
家庭志向の人間はプランナーにはそもそもなっていない、というのが大きな原因ですね。
独身率も高いです。
※私も家庭志向ではなかった
でも、でもですよ?
世の中には、働く母のための企画ってすごく多いんです。
身の回りのものを見回してみても、
スマート家電や時短家電、料理キット、住宅や保険など、
今の世の中で市場が大きくなっている大きな買い物関係は、
大体「働く母」がメインターゲットなんです。
で、そういう仕事が勿論オフィスにガンガン入ってくるんですけど、
ターゲットと同じ働く母は、私しかいないんです。
そうすると、「いや、働く母ってそうじゃないですよ」って意見が言えるのは私しかいない。
世の中で炎上する母親向けの案件が多いのも、
私みたいなプランナーが入っていない事が多いはず。
何しろ、女性プランナー自体が少ないうえに、
母親のプランナーなんて、本当に少ないですからね。
マーケターは、マーケティングデータやアンケート調査で働く母のことを分かったつもりになっていますが、
変化が多い時代の中で「今」の母親たちのリアルが分かるのは、やっぱり「母親そのもの」なんです。
女の気持ちは常に移ろうもので、母親は女。
朝のニュースを見ただけで気持ちが変わることもあるし、
Eテレに影響されて始まる日もあるし、
子どもの学校が休校になれば、明日のお弁当の悩みが自宅のお昼の悩みに変わる。
そういうことがリアルで分かっていることを、自分の強みにして働いています。
なので、保育園自粛中の在宅仕事は本当に大変でつらかったんですが、
その時に生まれた仕事はちゃんと獲得しました。
ざっくり言うと「母親は、コロナ禍の中で人への奉仕に疲れました」っていう企画(笑)
詳しくは書けないのでボカしてます。
ワタシそのままの気持ちを企画のエッセンスにしたら、大型コンペを獲得できました。
勿論、オフィスの優秀な人たちが、それを形にして魅せてくれたから取れたんですが。
でも、
ターゲットの心理を圧倒的に他社から引き離して設定されていた、
とクライアントから評価いただきました。
多分、こういうことの価値に世の中は気づいていないと思いますが、
子育て中だから世の中に迷惑をかけているんじゃない、
世の中の母は子どもを通して世界を作っているんだ。
ということを、これからも私は企画の世界で作り続けていたいんです。
そのために毎日疲弊しているし、ベビーシッター代は嵩んでますが、
私が今生きている意味って、こういうことで。
世のお母さんたちが、堂々と気持ちよく生きていけるための企画を、
書き続ける無名の存在でありたいです。
ということで、久しぶりの仕事論。
大きな仕事が獲得できましたので、これからまた更に忙しくなりますが・・
今年の秋ごろ、面白い企画を世に生み出せそう。乞うご期待。
あ、小霜さんの本、面白いですよ
