京都三大祭りの一つ「葵祭」(15日)の前儀に当たる「御禊(みそぎ)の儀」が4日、京都市北区の上賀茂神社で営まれ、ヒロインの斎王代を務める神戸大2年、太田梨紗子さん(20)が十二単(じゅうにひとえ)姿で身を清めた。
雅楽の調べが響く新緑の境内で、太田さんは御手洗川(みたらしがわ)に手を浸し、祭りの無事を祈願。童女(わらわめ)など女人列の50人とともに、けがれを託した形代(かたしろ)を流した。
太田さんは「水の冷たさで身が引き締まる思い。川の流れを見ていると落ち着き、神聖な気持ちになれた」と話した,エルメススカーフ。
御禊の儀は、神社に仕えた未婚の内親王「斎王」が鴨川の河原で身を清めたことにちなむ神事。下鴨神社(京都市左京区)と隔年交代で行われている。
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