阪神淡路大震災以降、ボランティアは少しずつ形になってきており、現在では、災害時欠かせない存在であり、日本の文化となっています。(営利団体のCSRの進歩は長年低迷していますが・・・。)
はじめるキッカケとして最初に頭に浮かぶのは、募金をするか、ボランティア団体で短期的に体を使ってお手伝いするかでしょう。当然どちらも立派なボランティアです。
重要なのは、心のあり方ですが、私はボランティアをする時に、仏教の「六波羅蜜」を頭に描いています。
六波羅蜜とは、人間が徳を積むための6つの方法といったことです。『① 施し (布施) 、② 戒律 (持戒) 、③ 忍耐 (忍辱) 、④ 努力 (精進) 、⑤ 精神統一(禅) 、で徳を積み、⑥ 知恵 (悟り)を持って徳を得る。』と言ったことになると思いますが、①から⑤は何となくボランティアに通じると思いませんか。そして⑥知恵を沢山得ることができ、人に頼りにされるようになると思います。
もちろん、初詣に始まり除夜の鐘までの普段の生活で六波羅蜜の修行は日々誰もが行えることですが、生活や仕事では得られないものをボランティアで学べることは沢山あると思います。
私は、人とのつながりをそんなに持たなくても良い時代である現代において、ボランティアは単にその場の救済に一喜一憂するためのものだけではなく、そこで学べたモノを知恵として使っていくためのものでもあるのではないかと考えています。
この修行の心こそ、誰かに何かをしてあげたいと願って、団体を見付けて寄付をしたり、お手伝いをしたりする時と、たまたま目の前に訪れたさほど関心のないボランティアをするときと、同じテンションで行えている人達の原動力の一つではないかと思います。
まずは自分のプラスになっていると思える事。これが相手からの感謝を生みます。単に自己犠牲をするボランティアは相手を思いやることにどうしても欠けてしまう現象を生むので注意が必要です。