まず、多くの人が保険に入っているという知識は正確ではなく、日本では80%以上加入しているが、国によっては加入率10%以下の国も多くあります。多くの日本人が保険に入っている理由は、「生活の支えとなっていることが事実」だからです。
「お金による相互扶助」の歴史は失敗続きの歴史であり、うまくいった例がほとんどないのです。そういった意味で、1945年から1995年までの50年間の日本に在った保険商品は、人類史上最も機能した「お金による相互扶助」の制度であり、ずば抜けた能力を発揮した商品であったと言って過言ではありません。当時90%以上の人が加入していたのは当然なのです。そこまでの機能は発揮できなくなってきていますが、人類10万年の黒歴史からすると、今でもかなり有難い効果を発揮していると言えるのです。
では、なぜ保険の勧誘を嫌うのかというと、答えは2つあります。1つは、日本人のほとんどが保険の意味を知らないことです。そして2つめは日本人の生活力の個人能力が低いからです。
日本国内の保険商品とは、「日本で生活を続ける上でお金に不安があるものを補って不安を解消させるものであり、不安が的中した時にお金で助けてもらえるものです。」これが分かれば、国の制度にまだまだ欠陥の多かった25年以上前には、今より保険商品が重要な部分を補っていたことは理解できますよね。でも、これが分かってないのに保険を勧められたら、しかも分かっていない人の説明を聞かされたらどうでしょう。嫌いになりますよね。
もう1点は、生活力の個人能力が日本人は全体的に低いということです。長年豊かに生活してきたし、お仕事や家事も手が抜けるアイテムが多くなってきたのでそれに比例してしまうのですが、これがどうして勧誘を嫌う理由になるのか説明します。
まず計算式は、例えば3年間1月1日に毎年50万円受取り、今と変わらない生活をしていただきます。3年後にそのお金の貯金が50万円の人は100、0円の人は50、マイナス50万円の人は0とした場合、指標値が低い人ほど勧誘を嫌っている人が多いでしょう。ちなみにこの計算式では100万円残ると50、150万円残ると0となります。
これを言葉に変えて分析すると、
①指標が0~33になる人は、新しい良い保険商品が出たタイミングで同じ担当者に見直しの説明を 求める人です。この人は保険の勧誘が嫌いでしょう。
②指標が34~66になる人は、家を買ったり、結婚したり、子供が生まれたタイミングで見直しの説明を求める人です。この人は保険の勧誘は好きでもないけど嫌いではないでしょう。
③指標67~100になる人は、自分が成長し、周囲の付き合いが大きく変わったと実感したタイミングで今信頼できる人に見直しの説明を求める人です。保険は勧誘されるものではない人でしょう。
このような式で計算すると、日本人のほとんどが①に当てはまると思います。そう考えると、担当者の人柄が嫌いでも、保険商品がまずまず機能しているので、そこそこ安心して暮らせるのが日本なのだと伺えます。
さらに言うと①の人は、嫌いな人がいい物をくれても捨てて、好きな人なら高く売りつけられても喜ぶタイプです。日本にひったくりより詐欺の犯罪が多いのは当り前なのです。
無料サンプルや割引クーポンにだまされて、気付かずに出費が増える人も典型的な①タイプです。