左手を上げて確かめてみて

舌なめずりして、

さぁ、心構えをしておいてね

君もその隣にいる貴方も

何も気づけていない、感じれていない

みんな似たものどおし

神様に遊ばれている、蓋の開かない缶詰みたいなものさ

所狭しと、溢れていく生命

はみ出したその後

排出されていく、美しい生命

枯れ果てたその後に

人差し指で、掬われて一口だよ

簡単なものだよ

毒も少し有る方が美味らしい

目にしみる煙草の煙を吐き出しながら

白いコートはもう既に剥いだ

これから始まるお祭りを

誰もしらない

今のうちに愛している人間の肌に触れておくがいい
人間って、悲しい生き物で、ある程度の事なら順応してしまう

良かったことも、悪かったことも同じ箱の中に収まってしまっている

過去の事を美化している

あの頃の魂はとうに灰と化している

忘れないで

忘れたくない

私がこうやって笑えることを

私が恐れているものを

生きている意味を

僅かに見えた光を

心を眠らさないで

少しのズレで起きた奇跡

その手に射止めたのは偶然なんかじゃない

自分を諦めるのはまだ早いでしょ

忘れないで

忘れないで

貴方が感情を置いてきた時は私が思い出させてあげるから



思い出したくもない事は

ロクでもない時に迎えに来るよ

私の大好きな都会の音

亀裂ができて、滲み出す

彼は、笑顔で弦を弾く

本音なんか、誰も知らない

くだらない事ばかり考え出したら、ほら、いつもの如く

音の波に呑まれて

もがいた先に、空がみえた

何か見つけれる気がして、瞼なんか役立たず。

言葉にすれば簡単なものを

後悔の後にやってくるのは、

私さえも知らない、私自身。もっと剥がして

その姿をよく見せて