駅の構内で、貨物専用線の取扱があったり、
旅客でも2社以上の列車が同じ構内に乗り入れしたりする場合には
その駅の線路の管理権・責任や保守作業区分の境界を示す「保守分界点」が設置されているのを
見ることが出来る事があります。
高崎線の倉賀野駅には、近隣のキリンビール高崎工場への貨物取扱専用線がかつて存在しており
その名残で、「キリンビール株式会社/JR貨物株式会社」と書かれた「保守分界点」の標識が
今はすでに扱いのない専用線でどこら辺を走っていたのかよく判らないのですが、
会社の境界を示す標識だけは撤去されなかったようです。
こんな名残は日本中の分岐や貨物の取扱がある/かつてあった駅では、今でもみる事が出来ます。
貨物扱のあるような駅では、旅客鉄道会社と貨物会社の区分を示す標識はあちこちにあるようです。
駅構内のふと目にする色々な標識、どんな意味や歴史があるのか考えてみるのも
たまには面白いかもしれません。
2009.7.20 倉賀野駅にて撮影